GRAND FUNK RAILROAD / GRAND FUNK (1971)
グランド・ファンク・レイルロード
1970年1月発売のセカンド・アルバム ”グランド・ファンク”
これぞ グランド・ファンク
これぞハードロック・アルバム・ジャケットのお手本
このカッコ良さは問答無用、不動のNo.1
もちろん中身も文句なし!
このアルバムからは7分にも及ぶ ”孤独の叫び”がシングルカットされ大ヒットし、この曲と並んで彼らのスタンダードとなった ”パラノイド” も収録されている。
彼らは、1973年の ”アメリカン・バンド” からバンド名を 「グランド・ファンク」に改名したが、今回紹介しているアルバムは、
バンド名が グランド・ファンク・レイルロード
アルバム名が グランド・ファンク
ツェッペリンのアメリカ公演で前座を務めて真打を食っちまったとか、71年の雷雨の後楽園球場コンサート、地元アメリカでの長さ50mに及ぶ巨大な看板等々、デビューからの派手さは正にアメリカンロックの雄。
デビュー・アルバム ”グランド・ファンク・レイルロード登場” に収録されている ”ハートブレイカー” は特に日本で大ヒット(米Billboard #72)し、井上陽水の名曲 ”傘がない”は ”ハートブレイカー” のコード進行をパクって作ったことで有名だ。歌詞の力もあって個人的には ”傘がない” の方が好きではあるが...
ついでに、グランド・ファンク・レイルロードをもう一枚。
1971年11月発売の 5thアルバム ”戦争をやめよう”
初回盤の円形ジャケットで程度の良いものは結構お値段が張るかもしれない。
A面2曲目の同名タイトル曲はアメリカでは100位にも入らず、ゆえに未収録のベスト盤もあるが、日本ではそこそこ注目された隠れた名曲のひとつだろう。
曲も良いが何しろメル・サッチャーの ぐりぐりベースが強烈。せっかくLP,CDを買っても住宅事情によりアクセル全開できない環境では残念ながら... 聴かない方がいいとは言わないが、かなり損する感は否めない。
が、せめて想像力を働かせてメル・サッチャーの爆音ベースを感じ取ってほしい。