以前も書いたが、

愛犬コロ(ミニチュア・ダックス 11歳)がやけに咳き込むので病院で診てもらったら、心臓にできた腫瘍が気管を圧迫しているのが原因とのことだった。加えて脾臓にも腫瘍が発見され、さらに血管肉腫。心臓と脾臓はいつ破裂してもおかしくない状態なのであと一ヶ月もつかどうかと言われたのが1月19日のことだった。

 

根拠のないスピリチュアル的な考え方など一切受け入れない私だが、こういう状況になるとやっぱり不安は募る。かと言って壺や印鑑を買うことはないがw

 

2代目の愛犬Q(キュー)ちゃんは4年前の4月13日に17歳で永眠した。その日は2002年に初代の愛犬ブンが我が家にやって来た日。約一年後に我が家にやって来たQちゃんはお兄ちゃんのブンと本当に仲が良かった。そのブンが病気のため9歳で亡くなったのが2011年。8年間ずっと一緒だったお兄ちゃんが天国へ行っちゃった事を知らないQちゃんは翌日からお兄ちゃんが帰って来るのを待って窓の外をじっと見つめる日が続いた。↓はその時のQちゃん

 

 

仲のいい夫婦の一方が亡くなり、もう一方が後を追うように命日あるいは月命日に亡くなるという例はよく耳にする。私なんかは "そんなもんただの偶然だろ" と片付けてしまうタイプだが、身内となるとちょっとだけ気になる。

 

何らか関係する日に何らかの力が働いて何らかの結果に導く ... などと私らしくないことが頭を過ったりする。だから、

 

1月22日、2月18日、3月2日、そして9年間一緒だったQちゃんを追ってコロが逝ってしまうんじゃないかと4月13日を一番恐れていたのだが、

 

乗り越えた ... 

 

ほっとした途端、悪いことが ... なんてこともあるから気は抜けないが。

 

薬が効いていて咳き込む回数は減ったが、それでも1日10数回は苦しそうに咳き込む。それ以外は全く元気なので重大な問題を抱えているとは思えない。

 

先日散歩中、急に咳き込んだ直後に後ろ足がよろよろしたかと思った途端、ころっと横倒しになってしまった。「ねえ、ボクどうしちゃったの?」と私を不安そうに見上げるコロをすぐに抱きかかえると痙攣というほどではないが微かに震えていた。その後落ち着いたようなので下に降ろすと、走る走る、元気いっぱいw  

こんなことが時々起こるようになったのが心配なのだが。

 

 

1月19日、腫瘍が確認された日、担当医は「これからは好きなことをさせて好きなものを食べさせてあげてください」と言った。

私も、長くない命なのでそうしてあげようと思った。

 

ところが段々と贅沢になって、今まで普通に食べていたドッグフードには見向きもせず、ちゅ~る ですら無視するようになってしまった。妻は大変。これなら食べるだろうかと味付けごはん、肉じゃが、豆腐、厚揚げ等々、手を変え品を変え毎日が試行錯誤の連続だ。肉類と果物とお菓子だけはよく食べる。朝晩の薬もそれだけだとペッと吐き出してしまうのでウインナーに埋め込んで与える。困ったもんだw

 

いつ何が起こるか分からないのでコロを残して夫婦で外食に出掛けることも出来ない。月一恒例の回転寿司も1月19日以降お預け状態。なので昨日はコロを連れてケンタッキーフライドチキンをドライブスルーで買って車中で一緒に食べた。妻は肉をほぐしてコロにあげるのに手が掛かって自分は満足に食べられなかったようだ。まるで幼児と同じ。

 

ウチら夫婦は歳を考えるともう4代目赤ちゃんを迎えることは出来ない。コロは最後の愛犬なので、毎日ハラハラ心配しながらも寿命が尽きるその日まで一緒にいられる幸せを噛みしめながら過ごしたい。