赤ちゃんから殿方までみんな大好きな ”おっぱい”

 

惑わされて道を誤った男性諸君は数多いと推察するが、

武田鉄矢の母 曰く

 

おまえいつもつまらん女にばっかり騙されておろうが

最近の女はネェあんた

チチバンドの中にクラゲの頭のごとあんた

男をたぶらかすばっかし

早く学校へ行ってこんか このバカちんがクサッ

 

そのチチバンドなる ”ブラジャー”

本や雑誌でこの文字を目にしただけで熱くなった中高生時代からすでに半世紀が経って、今や実物を見ても感動も興奮も衝動も何もない爺さんになった。

 

しかし ... 若い娘だろうがオバさんだろうが、胸のふくらみにはどうしてもチラッと目が行ってしまう。ただしこれは男の性であって、だからどうこうしたいとは全く思わない。だから「この爺さん、アタシの胸を見た」と厭らしく思われるのは非常に不本意なのである。

 

それはともかく、

外人が発音する”ブラジャー(Brassiere)” を初めて聞いたのは、1988年 ベット・ミドラー主演映画”フォーエヴァー・フレンズ(ビーチズ)”のサントラ盤でのこと。

 

 

 

ブラジャーをテーマにした前衛ミュージカルの舞台で歌い踊るシーン。

素晴らしい歌唱力と演技と早口と巻き舌を効かせた ”ブゥラズィー Brassiere(2分42秒目)” の発音が印象的だった。

 

サントラ盤全曲が粒ぞろいで、知らない人なら”ベット・ミドラー・グレイテスト・ヒッツ”と言われても疑わないほどの出来。

その中で最高に感動的な曲が ”愛は翼にのって (Wind Beneath My Wings)”

 

”ローズ”も良かったが、この一曲で彼女にますます惹き込まれ、2年後の映画”ステラ”で彼女は私にとって特別な人になった。

 

ベット・ミドラー

 

こういう人を本物のエンターテイナーと言うんだろうなぁ。