とは言っても、品のなさMAXでボンボコ鳴らして走りまわる車のそれではない。

 

元々ベース音が好きで、若い頃はバンドでベースギターを弾いたりもしていた。

しかしこの歳(今年67)になると、ベースに限らずギターでもドラムスでもキーボードでも速弾きや超絶テクをカッコいいと思わなくなった。むしろウザい。

 

「俺って凄いでしょ」的な演奏ではなく、図太い土台・柱・梁に加えてしっかりした筋交いの役目を果たすプロの技と絶妙な隠し味、そして控えめに姿を現す光るセンス。じっくり聴いていると心地良く肌に染み入ってくるそんなベースを好むようになった。

 

ロックベーシストで言えば、ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ、カーペンターズを支え続けたジョー・オズボーン。何十年も前から聴いているのに 飽きる ということがない。染み入るタイプではないが例外として、ユーライア・ヒープのゲイリー・セイン(個人的にどうしようもなく好きなのでw)。

 

で、本題。

 

重低音といえば私はマーク・ノップラー/ワグ・ザ・ドッグ の2曲目「ワーキング・オン・イット」を楽しんでいる。もちろんマークのギターも。何百回聴いても飽きない。

 

家を震わす重低音が何ヶ所かで聴かれるが、まず最初はスタート29秒目。

しかし ... PCにイヤホン直挿ししても聴こえません。SONY EXTRA BASS MDR-XB55 でも聴こえません。

ハイパワーアンプ & 低音がよく出るCDプレーヤーでもヘッドホンでは無理。AKG K240では、まるでそれがないかのようにカットされ、SONY MDR-7506(青帯)はいい線までいくが大口径スピーカーで味わう重低音とは月とスッポン。

 

 

 

ここでちょっと音域についてのお勉強。以下ヤマハのウェブサイトより

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一般的に20Hz~600Hzの低い帯域を「低音域」と呼びます。楽器で言えば、ベースやバスドラムなどが受け持つパートです。その中でも20Hz~100Hz付近の低い帯域を「重低音」と呼びます。800Hz~2kHzの帯域は「中音域」と呼びます。日常生活において人間が最も認識しやすい帯域です。そして4kHz~20kHzを「高音域」と呼びます。小鳥の鳴き声や、トライアングルのような金属音などをイメージしてください。

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では早速スピーカーで試聴してみる。

 アンプ: SONY TA-F333ESX、CDプレーヤー: Technics SL-P770

 

●JBL Control 1 Pro (1.9+13.3cm / 80Hz - 20kHz)

     聴こえはするw

 

次に16cmウーファー・スピーカー

●ONKYO D-202AⅡLTD (2.5+16cm / 36Hz - 35kHz)

     おお~。だが低音ボンつき。設置位置不適で中高音デッドか。

●Whafedale DENTON 85th (2.5+16.5cm / 45Hz - 20kHz)

     エージング中だが重低音十分。他の音域もバランスが良い。

●SPENDOR SP3/1P (1.9+16cm / 60Hz - 20kHz)

     ゴォ~&ふわぁ~っと感はウチの16cmではベスト。

 

そして

●JBL S3100 (ホーン+38cm / 30Hz - 20kHz)

     はい、これぞ重低音。音というより地鳴り・振動。外に出て壁に手のひらを当ててみて驚いた。雨戸もガタガタと音を立てている。ウチは木造平屋建だが建物全体が振動しているのを思うと恐ろしくなる。やばい、しょっちゅうこういう事をしていたら家が壊れる。

 

ウチには30cmウーファーのスピーカーがないので断言できないが、おそらく建物へ与えるダメージは38cmクラスに近い可能性あり。ボリュームはほどほどに。

 

ということで、16cmウーファーでもまずまずなのは分かった。むしろこれ位が体や建物に害を与えずちょうどよろしいのかもしれない。

 

しかしまぁ38cmは凄まじい。

16cm vs. 38cm の迫力がどれくらい違うかというと、昨日の大相撲千秋楽で横綱・照ノ富士が大関・霧島を抱え上げて寄り切った圧倒的な力の差 ... それ以上かな ...

 

 

つづく