1980年頃まで圧倒的に売れていたレコード針(ナガオカ)はというと、

・Technics EPS-270SD(楕円は270ED)

・VICTOR 49-Z1S(DT-Z1S)

・PIONEER 71-110/Ⅱ、330、330/Ⅱ(メーカー型番 PN-)

 

圧倒的ではないがまあまあの売れ筋、

・DENON 44-〇〇(DSN-〇〇)← 売れ筋失念

・SHURE 63-75(N-75B/Ⅱ)、63-44(N-44G)

・YAMAHA 85-45/Ⅱ(N-4500/Ⅱ)

・TORIO 87-39、39/Ⅱ、43(メーカー型番 N-)

・SONY 88-105(ND-15G)

・HITACHI 95-25(DS-ST25)

・他にも、AUREX(東芝), ONKYO, OTTO(SANYO), SANSUI 等々

 

主に70年代からレコードプレーヤーに付属していたカートリッジ用の交換針だが、この頃のカートリッジはどれも音も作りもしっかりしていた。

 

好きな音楽を楽しみたい一般ユーザーと音質云々のマニアが求めるものとは全く異なるが、ざっくり言えば上記のレコード針(を使用するカートリッジ)は多くの人が親しんでいた音であり、音楽全盛期を支えてきた音といっていいだろう。もちろん当時の普及価格帯アンプ、スピーカーが優秀だったことは論を俟たない。

 

手持ちのレコードを片っ端から聴くにあたってのカートリッジ選びで失格となった、Yibuy, audio-technica AT-95E に続いての候補はその昔隆盛を誇った上記の中から絞ることにした。昔のレコードを聴くには昔のカートリッジ・針が良かろうと思う。

 

続く