レコード No.0005

ARABESQUE / ARABESQUE Ⅳ (1980)

 

アルバム・タイトルの「さわやかメイク・ラブ」とは、A面1曲目の「MAKE LOVE WHENEVER YOU CAN」の邦題をそのまま付けたものだ。

 

当時NHK FM サウンド・ストリートで渋谷陽一がその「さわやかメイク・ラブ」というタイトルを苦笑いしながら紹介したことを今でも覚えている。

 

というのもメイク・ラブとは、性交(セックス)する という意味なので頭に「さわやか」を付けるのは如何なものか・・・との苦笑いだと思う。

 

今日このレコードを聴くにあたって メイク・ラブ を調べてみた。

なまめかしい性行為を下品に表現した FUCK とは異なり、愛情が伴った上品な言い方なんだそうな。

レコード会社の担当者は意味よりも語呂を優先したんだろうが、そうはいっても さわやかメイク・ラブ とはねぇ・・・

 

このレコードを当時新品で買うなんてあり得ないので、たぶん94~95年頃に渋谷の中古レコード店で仕込んだものだろう。それもちゃんと棚に収まってたのではなく、通路に無造作に置かれたダンボール「どれでも100円」から漁ったと想像する。

 

アラベスクは「ハロー・ミスター・モンキー」が78年頃に大々ヒットしたので知ってはいたが、この超美人な3人はドイツ人(当時の西ドイツ)なんだね。ドイツの女性というとメルケル首相(東ドイツ出身)しか知らないけど・・・w

 

中古で買ってから約30年経って初めて針を落としてみた。

いやいやびっくり!

アバを意識した曲作りだと思うが、A面1曲目からB面最後までどれもテンポ良し、メロディー良しで捨て曲なしの一級品。ディスコ全盛期を象徴する存在だったアラベスク恐るべし。

 

たぶんもう聴かないだろうけどw 素晴らしいポップアルバムでした。