2005年発売 80,000円(税別)
幅275mmのミニコンポサイズでありながらデカいトロイダルトランスを2基搭載、定格出力80w+80w(8Ω)、実用最大出力200w+200w(4Ω)というパワー丸出しに惚れてヤフオクで落とした。
後で知ったのだが、これってデジタルアンプなんだそうな。
それってな~に?
従来のアナログアンプが入力信号を忠実に同じ波形のまま増幅する一方、デジタルアンプでは、入力信号をまずデジタル信号に変換し、デジタルパルス(デジタルの波形)に変換したものを増幅。 増幅後に再びアナログ信号に戻してスピーカーに送る構造。
とのこと。
まあどっちでもいいんだけど、まずは鳴らしてみた。
普段使っている SONY TA-F333ESX(1986年)と比較するのは可哀想かなと思いきや、
解像度の高さには「そりゃそうだろ」だから驚かないが、なにが凄いって、台風並みの風圧いや音圧。ぐいぐい押してくる。
たまたま最初にタランティーノ監督「ジャッキー・ブラウン」のサントラをかけたもんだから一曲目のボビー・ウーマック「110番街交差点」でぶったまげた。
クラシックや落ち着いた大人のヴォーカルなどには向かないがパワフルなジャズやロックにはドンピシャ。これは凄い!
ところでこのA-933。
フロントカバーの締まりが悪くて開きっぱなしというのが割と多い。私が入手したのもそうだった。ゴムが外れたとか磁石が取れたのでという人もいるが、じっくり見ていても原因と対策がさっぱり分からない。
音的に自分の好みピッタリなのでもう一台あってもよかろうと思い、カバーがしっかりしているA-933を落札した。
白いプラ製開閉部分を取り出して比較してみるも全く同じ、本体側にゴムが貼られているとかそういうこともない様子。
左:本体を逆さにしてフロントカバーを外した画像
右:隙間に厚さ1mmのゴム片を挟めた
↓ 結果
上:ゴムを挟めてみたがカバーは完全に閉まらず。だがこれでOKとする。
下:後から入手した正常品
だいぶ目が悪くなってきたので、ボリュームに赤いテープを貼っている。
パワー系と穏やか系に分けてアンプとスピーカーを2セット組めばより楽しいオーディオライフになると思う。