調身、調息、調心。
これは、身を調え、息を調え、心を調える禅の基本のこと。

カラダ、ココロ、呼吸は密接な関係にあり、心が乱れると、姿勢も乱れ、息も乱れます。



日々の暮らしの中で、気持ちが沈み、中々、落ち込みから抜け出せないなど鬱々とした辛い日々を過ごすなど誰にでも起こることであって、それらは悪いことではなく、気付きでもあるのです。




消し去りたい嫌な感情や思い、出来事は、どうにかして消し去ろう、忘れようとすればするほど、実は、強く認識されるようになっていきます。




ではどうすれば?

ほんの少し捉え方を変えるなのですが、
これには、かなりの時間を必要とします。



私はこんな時、ほんの少しの時間、気付いた時間に、姿勢を調え、呼吸に意識を向ける瞑想を乱れた心を調える方法として日々の暮らしの中にとりいれています。



呼吸をしている時に、雑念が浮かんで来ると思いますが、それらをムリ消し去ろうとせずに静かに受け入れ、再び呼吸に戻る。


自分の感じていることを否定したり、ムリに消し去ろうとするのではなく、再び呼吸に意識を向けることで気持ちを上手に切り替える癖を付けるというトレーニングのようなものです。




これは、必ずと言っていいほど、依頼を受けた御相談者の方にはお伝えしている方法。



今ある苦しみをどうにかしようと特別、大袈裟なアクションを起こすと、返ってドツボにハマりますから(笑)



不調や痛み、乱れた、ココロやカラダを調えるには、先ずは、呼吸から調えてみましょう。


気持ちの切り替え上手は、素敵な人への近道です



では、また。




心身調律師 くにこ