肩こりと沈肩墜肘

肩を落とす
肩の力を抜く

肩を沈め肘を落とすこと。
肩が上がっている状態を聳肩、中国では寒肩というそうです。
肩が上がるということは、肩に力が入っている。
力が入った所に気が呼び寄せられ、同時に血も寄ってきて滞り、重心が上がってバランスを崩す一方、肩こりの原因にもなります。 
肩関節をしなやかにしておくことは、胸や背中を柔らかく保つこと。
肩が上がっていると、肩に力が入って気が浮き、呼吸が乱れて集中力が乏しくなります。 
肩関節を柔らかく保つことは、上体の動きを敏捷にさせ、全ての動作に影響を与えることになります。 
足を肩幅に開いて立ち、肩先と首の付け根の中央にある肩井のツボから、足の裏の中央にある湧泉のツボへ、気が落ち込んでいくイメージで立ちます。
意識的に落とすのではなく、熟した果実が枝から自然に落ちる感覚。
肘は上肢の要であり、肘の自由を奪われると、体の自由が利かなくなる。
墜肘は肘の自由を保ちながら、上肢を自在にする。