いきなり冬の陽気となった11/13(月)は、代々木ナルを訪問。

甲斐久仁江vo
井上ゆかりpf
佐瀬正b

まずはインスト。シャラシャラと美しいピアノから、物悲しく響くFalando de amor。次第にアクセントをつけて力強く展開していく。

2曲目も美しくしっとりとスタート。明るくスキップしていく。エバンスの曲。

久仁江さん登場。
いきなり重めのピアノからBlack coffee。ブルージーにリズムにのって歌う。苦々しい歌が展開していく。ゆかりさんのピアノのグルーヴに、佐瀬さんのベースがピッタリとついて行く。それに応えるように2ndコーラスの歌はシャウトしていく。

久仁江さんが駆け出しの頃、ゆかりさんとよくやったというSomeone to watch over me。美しいピアノに合わせてバースをしっとりと歌い出す。コーラスはゆっくりと情感乗せて歌っていく。最後は美しいピアノとアルコで消えていく。

オーディションで歌ったというCheek
to cheek。ゆっくりとリズムに乗って、楽しく弾む。2ndコーラスはベースとデュオで共に盛り上げてく。Bメロからピアノが入るけどおちゃめに仕掛けるゆかりさん。ベースもバイデンになったりと楽しい演奏。

それからThe gift。それとは分からないドラマティックな展開を予感させるイントロから、のびやかに歌が始まる。ベースソロに続いてのピアノソロはどんどんとメロディが羽ばたいていく。

MCで猫の話をするけど、まとまらないので、ゆかりさんに振るという傍若無人な行いを、猫踏んじゃったで返すゆかりさん。それに乗っかる佐瀬さん。そして始まったのはBluesette。ゆったりと揺れて歌う。所々に猫踏んじゃったが潜む。ソロにはケンハモでベースと遊ぶ。2ndコーラスはより揺れて踊るように展開していく。

1st最後はTea for two。これまた映画音楽のような美しいイントロから、アカペラでバースを可愛らしく歌う。アルコが歌を支えるように入って、ピアノが華を添える。コーラスは軽快なウォーキングベースと共にスイング。ピアノは可愛らしく歌についていく。

諸事情で1st終了でお店を後にする。しかし、今日はこれぞジャズシンガー、甲斐久仁江を見せつけられた。写真は無いけど、記憶に残るライブのひとつになろう。

ありがとうございました。