3/11土の午後は船橋コクリコット・フォルテを訪問。
LiLi vo
早川由紀子pf
ふたりとも明るい小豆色のドレス。初顔合わせ、初演奏なのに、初手からこのシンクロニシティ。何か起きるね。
まずI remember you。いきなりドラマティックなイントロからバースがスタート。コーラスはよく跳ねて、力強いピアノタッチに合わせてスイングする歌。
それからThe very thought of you。スモーキーボイスを効かせてミディアムスイング。ゆっくりと想いを馳せる歌になっていく。
ここで唱歌の「どこかで春が」。アタック強め、テンポ早めにポンポンと進む。力強いピアノソロ。オリジナルのリズムを生かして歌っていく。
アメリカ民謡のShenando。ダーン、ドーンとピアノの重厚なイントロから、歌はスキャットで入る。コーラスはゆったりと青空の高空に広がる薄雲のように。ピアノソロはクリアに響く。
インターチューンのインストはMoon river。可愛らしくやりますというのに、ちょっと大人な感じのアレンジ。いくつもの流れを内包する複雑な一面を見せる。同門の山岸笙子さんにも似た感じだけど、由紀子さんは陽のパワーが溢れるピアノ。
LiLiさんが戻って、If I should lose you。力強いピアノイントロから、たっぷりと跳ねて歌う。激しい情感をメロディに乗せて行く。
ちょっと落ち着いてWhat are you doing the rest of your life。スモーキーに低音効かせてスタート。情感をサビに向けて盛り上げる。ピアノと共にドラマティックに仕上がって行く。
1st最後はI could write a book。リズミカルなイントロから、ポンポンと弾んで歌う。ピアノソロの後は元気なスキャット。最後は可愛らしく歌の2ndコーラスに繋げて行く。
2nd
まずAlmost like being in love。ゆったりとピアノとバース。コーラスはリズムに乗ってスイングする歌。
LiLiさんが直前まで知らずサプライズだったとか。山岸笙子さんアレンジのNight and day。イントロもコーラスも早川由紀子流になってる。歌は確かに笙子さんアレンジの浮遊感溢れるメロディだけど、力強く前進する歌になっている。
それからBut not for me。ピアノと共にアタック強めに歌う。これもLiLiさんは最近よく歌う曲。
オバケ映画の歌とは思えないけどと、Stella by starlight。いつもよりゆったりと、ピアノの調べの流れに乗ってドラマティックに歌う。2ndコーラスは星空に漂うように歌って行く。
インターチューンのインストは、これまた重厚なピアノの音玉からスタート。段々とメロディが整っていく。特徴的なフレーズがあるのでよく知ってる曲だけど、曲名分からず。
LiLiさんがもどって、バラードでNever let me go。しっかりとしたピアノタッチに、歌もはっきりと意思を伝える歌になる。
「小さな空」追悼の歌。感極まって途中からスキャットに。2ndコーラスはなんとか持ち直してしっとりとまとめる。LiLiさんにとって、311のライブは特別なんですね。
最後はI didn't what time it was。ピアノのイントロは不協和音まで入ってユニークな進行。歌はポップに弾む元気な歌。
アンコールはThe way we were。しっとりと流れるイントロから優しい歌声。次第にピアノ共に力強く。最後はしっとりと消えて行く。
昼間から盛況なライブでした。ありがとうございました。