2/3金は、渋谷KoKoでWhen October Goesのリリースライブ第三弾。このお店は、笙子さんのホームの一つ。LiLiちゃんは初出演ということで、レポを書いてみようかなと。
LiLi vo
山岸笙子pf
林正男b
田村陽介ds
まずはインスト。ピアノのちょっと物悲しげなフレーズのリフレインから、ボーンとベースが入り微かなシンバルが続くCatharsis。
弾き終わって、なんで暗い曲を最初に持ってきたんだろうと、笑いをとる笙子さん。
続いてもインストでLadies in Mercedes。 出だしはピアノとベースがユニゾンでドラムは手で叩いてコンガのよう。次第にベースもドラムも変化して、ピアノが最後に優雅に展開していく。
LiLiちゃん登場。
比較的明るい曲と言ってDay by day。なんとなくイントロのアレンジが違うような感じだけど、ゆったりと流れるDay by day。これめっちゃ歌が入りにくいと今日気がついた。よく歌えるなぁ。
アルバムにはない笙子さんアレンジのThe Joker。ドラムが元気なリズム刻む出だし。ボサの原曲をファンクアレンジで跳ねて歌う。しかし、最後までみんなで完全にはアレンジを思い出せないという。
これもアルバム外からI wish I knew。ゆったりと。LiLiちゃんの低音がおしゃれに響く。
それから笙子さん新アレンジのFour。ドラムのカウントで一斉にカッカッカという感じでスタート。スピードに乗って歯切れ良く。駆け上がるようにキメ。
ベースがちょっとおどろおどろしくスタート。ベースソロの後微かにメロディが流れてClose your eyes。アルバムよりゆったりと。中盤からブラシ、ピアノが入って色がついていく。
ここで笙子さんの歌でHow Insensitive。ゆったりとポル語で悲しげに歌う。2ndコーラスはLiLiちゃんが英語で歌う。微かに笙子さんがスキャットのコーラス。
1st最後は笙子さんアレンジの第一曲目で、LiLiちゃんには衝撃的だったというNight and day。ちょっと憂いを帯びた出だし。後半伸びやかに歌って、まさに日に日にという思いを乗せていく。
2nd
インストはFrancis。小気味良いリズムとメロディが流れていく。
LiLiちゃん登場で笙子さんオリジナルのSeraphic smile。美しいピアノイントロからスタート。ゆったと漂いながら、優しい眼差しで微笑む天使のようなスキャット。ボーカルを楽器と捉えての演奏。LiLiちゃんらしい曲。
それから新アレンジのThe face I love。ドラムのカウントで一斉に速いテンポのスイングでスタート。ワルツの原曲をスピーディに跳ねて歌う。
ベースのどろーんというイントロからAngel eyes。低音を効かせて軽く跳ねて歌い出し。最後もベースデュオで渋く締める。
アルバムからYou and the night and the music。ちょっと不安になるようなメロディにスピードに乗って歌う。アンニュイなLiLiちゃんの歌唱がよく合う。
明るすぎとアルバムには漏れた曲でCheek to cheek。早めのテンポでおしゃれなピアノタッチに乗って、可愛らしく歌う。
タイトルチューンのWhen October goes。アルバムより物悲しいイントロからルバートで歌い始める。コーラスはゆったりと歌っていく。聞けば聞くほど味が出てくる感じ。
そして、本日最後の曲は笙子さんと2人でBatucada surgui。スピードに乗って笙子さんの弾き語り。2ndコーラスはLiLiちゃんもポル語で軽やかに歌う。
鳴り止まぬ拍手で、アンコールはFly me to the moon。ルバートでLiLiちゃんの歌。続くコーラスはリズミカルに笙子さんがポル語で歌う。最後のコーラスはまた英語でLiLiちゃんがゆったりと締める。
今日はたっぷりとLiLi meets 山岸笙子トリオの曲が聴けて、盛況で良いライブでした。ありがとうございました。