11/6(土)の午後は森下PianityでLiLi(vo)さん、川島茂(pf)さんのライブ。


Pianityへの出演はほぼ3ヶ月ぶり。緊急事態宣言をうまく外してのブッキング。今日のLiLiさんの衣装は普段着っぽい。My Living Roomをイメージしてでしょうか。



まずインストはボーカル曲で有名なI can’t give you anything but love。ゆったりとリラックスするピアノ。


LiLiさんの1曲目はビートルズのBlackbird。優しく歌い始め、メロディに寄り添ってしっとりと歌う。


日本語楽曲で小さな空。風に吹かれて流れていく綿毛のようにふわっと歌う。


NHKみんなのうたを目指したセトリで、泣いてもいいですよ~ってMCされます。



クランベリーズのNo need to argue。メロディに歌詞をしなやかに乗せていく。コロナ禍でモヤモヤしていた時にYouTubeに上げたレパートリー。


続いてはオリジナルの、おひさまのかおり。日向ぼっこしてふんわりとぬくぬくした感じ。LiLiさんのうちの猫ちゃんたちは幸せですね。


この歌を聴いて思うことは、LiLiさんは普段はスタンダードやゴリゴリのJazz、ボサや洋楽ポップスを歌ってますが、ノーブレスオブリージュで、孤高に音楽を求める歌手の一人と思っています。そしてこうやって日本語の柔らかい歌をも、きちんと歌えることに正直感動します。歌の心を持っている人にはジャンルもなにもないんだなと。


続いてはWalking in the air これもメロディに軽く乗って流れていくように歌う。アニメーション映画Snowmanの中で使われた曲。


またオリジナルで星降る夜(よ)。リズミカルに伸びやかに歌う。これはいわゆる邦楽らしい曲。


2nd

川島さんインストはこれからは事前にリクエストを受けたいとのこと。今日は朝ドラのカムカムエブリバディからLove theme blue piano(曲名?)。



LiLiさんの1曲目はThe Sound of music。ゆったりと揺れながら、オリジナルよりも重めだと言うけど、それはそれでLiLiさんらしい。


ジブリからアリエッティソング。英語歌詞バージョンをしっとりとスタート。徐々に情感込めて丁寧に。メロディラインがアイルランド民謡からきているらしく、日本人にしみる曲。



小っちゃな女の子つながりでBluesette。ちょっと悲しげなイントロから、はっきりと発声してくるくると回るワルツ。余韻を引くスキャット。


それからどうしてどこかで聞いたことがあるのに、それがわからなかったという「みずうみ」。まさにみんなのうたでした。クラシックのペールギュント組曲2番ソルベイグの歌を日本語にしたもの。出だしはマイナーで不思議な感じのメロディをまさに湖水の上をゆったり進むように歌う。大貫妙子さんの歌はこちら。みずうみ/大貫妙子


オリジナルでコンビニの音(ね)。ファミマの入店時の音だけど、実は祖母宅の玄関チャイムだとか。その祖母をイメージしたのかな。爽やかに伸びやかに歌う。


本日最後とWith you I’m born again。ゆったりとリズムに乗って歌いだし。中盤からはスピーディーに展開。本日一番のアップテンポ。


アンコールはSunny。ベースラインのイントロからリズミカルに歌がスタート。スイングして、スキャットで締める。



今日はまさにみんなのうたという感じで、日本語楽曲も多くLiLiさんの歌の原点をたどるようなライブでした。ありがとうございました。