神護寺展@東京国立博物館へ行ってきました。
展覧会スタートしてすぐは混み合っているかと思い
翌週ぐらいに落ち着いたら行こうと思っていましたが
ちょこちょこと予定が入ったりして、8月になってしまいました。
私は仏像が好きですが、
どちらかというとゴージャスな観音様系が好きなので
神護寺の薬師如来さんは特に今まで注目していませんでした。
薬師如来さんは国宝、寺外初公開ですが、
今回の展覧会は、空海さんゆかりの、ということで
注目・拝観されている方も多いのかな・・・?
神護寺の薬師如来さんのお顔付きは、
厳しいとよく言われていますが、私は厳しさは感じないです。
なんでかというと、
お顔が私の大学時代のクラスメイトに似ていて、
かなり親近感を持ってしまっている・・・からだと思います
クラスメイトは、穏やかな落ち着いた人でした。
だからか、神護寺の薬師如来さんは、私にとっては
「どっしり落ち着いている」という印象です。
唇に赤が少し残っていますが、
当時の彩色はどんな感じだったんでしょうか。
最近下記の本を読んで、
復元された仏像と復元前のお姿、
色があるのとないのとでは全然印象が違うと思ったので、
神護寺の薬師如来さんについても、
最初はどんなお姿だったのかがとっても気になります。
横から見ると、
ウエストあたりの布の襞の凹凸がくっきり激しいのがよくわかりました。
太ももの張りもしっかり。
螺髪が尖り気味。
腕が、もっちり太く、手首が(あるけど)ない感じ。
間近で観察できて、とても有難い機会でした。
展覧会では、五大虚空蔵菩薩も飾られていましたが、
こちらは、優し〜いお顔でした。
お顔が妙に大きくて、横長に見える。
首が短く太く、顔が大きく、肩も広いので
若干、首が埋まっているような、、、
お顔のパーツもなんだか記号のような。
なんだかちょっと、いつも見るような仏像と違う・・・
あとで調べたら、貞観彫刻というのですね。
勉強になりました。