看護師は業務量の多さその内容から、疲労が蓄積しやすい状況にあると言えるでしょう。
疲労は仕事を続けることによって現れるため、症状が回復するには適度な休息が欠かせません。
また疲労回復にもレベルがあり、疲労度が高くなればその分休息時間も長く必要となります。
疲労のレベルは一般的に急性疲労と慢性疲労に分けられますが、最近ではさらに細かく分類されているのが特徴です。
その中でも看護師が蓄積しやすい疲労として、不規則な生活に起因する日周性疲労が挙げられます。
日周性疲労は睡眠によって回復しますが、家事や育児などで睡眠が十分取れないと慢性疲労に移行する可能性が高いです。
看護師の勤務形態としては2交代制と3交代制が主ですが、前者の方が疲労が蓄積しやすい傾向にあります。
従来、日本では看護師の交代制は3交代制が主流になっていました。
それが近年になると、2交代制へ移行する医療機関が増加してきたのです。
現在では2交代制は3交代制を上回っており、その背景には深刻な人材不足があります。
日本看護協会のガイドラインでは、看護師の勤務間隔や拘束時間について適正水準を設けていますが、2交代制では実現が困難です。
それでも一部の医療機関では看護師が働きやすいよう、ガイドラインで推奨される提案を採り入れながら勤務形態を見直しています。
勤務形態が多様化することで自分に合った働き方ができるようになり、慢性疲労の蓄積からも開放されると期待できるでしょう。
24時間体制の医療機関では、看護師は日勤と夜勤を組み合わせて2交代制や3交代制の勤務形態で働いています。
勤務形態については、医療機関によって異なるのが基本でしょう。
まず2交代制は、日勤と夜勤で働く勤務形態です。
日勤の勤務時間はおおよそ午前8時から午後17時までで、休憩1時間を挟んだ8時間勤務となります。
一方夜勤の勤務時間はだいたい午後16時30分から午前9時30分までで、休憩や仮眠時間などを含んだ16時間勤務です。
労働基準法で決められた深夜の労働時間帯の午後22時から午前5時を含むため、夜勤手当が支給されます。
また、基本的に夜勤明けの翌日は休日なので、夜勤明けと翌日の2日間を連休と捉えてプライベートを充実させることが可能です。
3交代制の夜勤については、だいたい午後16時30分から午前0時30分までの準夜勤と、午前0時から午前8時までの深夜勤に分かれます。
どちらも休憩1時間の8時間勤務で勤務時間は短いものの、その分夜勤が早く回ってくるのです。
わかりやすいのは、夜勤帯の勤務時間の違いでしょう。
2交代制では急患や急変があると仮眠時間を取れず、長い間動き続けなければならないこともあります。
3交代制は8時間勤務ですが、出勤時間や帰宅時間が深夜のため2交代制よりも不規則になりがちです。
そのため、医療機関で働く際には夜勤の有無や勤務形態をしっかりと把握しておくことが欠かせません。
自分に合った働き方を選択することで、看護師として無理なく働き続けられます。
2交代制と3交代制でどちらが良いか迷っている場合には、このサイトも参考にしてみると良いでしょう。
