京都の町家に住む親子。
祇園祭の山に向かい手を合わせています。

私が50を過ぎた頃、母と2人ならこうなったのかなあ、という姿でした。
私が見た幻に過ぎないのですが、母がもし意識しっかりで、私が結婚しなければ、こういう暮らしだったかもしれないなって。

私が派母を本当に好きになったのは、結婚して離れてからでした。
離れる事で客観視できたし、母の優しさも支えも解るようになっていきました。
それでも、母を労り母の後を追いながら、歩くのが楽しみになったのは随分後の事です。
母は、「いいのよ。それぞれ歩幅があるんだから。解らないより解った方がいい。あなたは皆が20代で解った事が、50代で漸く分かり始めた。遅いわよ。確かに。でも、少しずつ解ってきたんなら、それがあなたの歩幅なんだから。それでいいのよ。」って。

私は、母が私の母で良かった、とやっと思えるようになりました。
10年しか続かなかった、母とのデイト。
それでも。
今も思っています。

私は、母の娘で
良かったなあ、って。

この親子を見ていたら、ふと、母と私が重なりました。
ハイ。😄