全世界規模で世間を騒がせているコロナウイルス。

 

つい2週間前までは、中国や日本は感染者多くてやばいなあ~大変やなあ~などと抜かしていたのもつかの間、

気づいたらヨーロッパ、オランダのほうがやばいよ!!

特にオランダの中でも、私のいるノースブラバント州での感染者の増加スピードがすさまじくて、ある意味一番のホットスポットとなりつつあります・・・

 

なのにオランダ人ときたら、一向に感染対策しようという意識が低いから困ったもんだ(だから驚異的なスピードで広がる)。

まあそのおかげで日本やお隣のドイツで起きている「買いだめ」騒動もこちらではほとんど起きていないが。

 

あー、今週は暇だ。。。

 

仕事も持たない、没頭できる趣味もない、かろうじて通ってるジムにもこの状況では怖くて行けない。

そんな主婦が家に一日いるのは辛いものがある。

 

ということで、家の総床面積60平米(?)全面、この際だから舐めれるぐらいまでピカピカに拭き上げたろ。ババーン!!(決意のサウンド)

 

気にはなっていた。

土足で家に入る習慣のあるヨーロッパの賃貸で、いつも踏みしめている床が一体、どれほど汚れているのかと。

 

いくら入居の時にきれいにモップ掛けした言うても、100パーセントは信じられない。

日本では、キッチンの床にカットわかめなどをぶちまけても、いつも掃除しているし、見た目きれいそうなら使ったりしていた。

 

だがここの床は信用ならん!たとえ、日本から持ってきた貴重な国産カットわかめであろうとも、涙ながらにゴミ箱行きである。

 

しかし、それはもったいなすぎる!!

この際、日本みたいに土足禁止で落ちても大丈夫なようにキレイキレイにしたるねん!!

 

うわっ!雑巾があっという間に真っ黒!きたなっ!!

うわっ!こんなところにもホコリがたまってる!

虫!ぎゃっ!!!

 

----7時間後----

 

(汗だくになりながら)ふう~、きれいになったあああああ(歓喜

 

綺麗なキッチンで作るカレーはうまいなあ

綺麗な床でするヨガは最高だなあ

SUBARASIいいいい!!!!!←?

 

幾分テンションがおかしくなっているが、ここで、

 

<コロナのおかげで達成したこと3つ>

①家が1年の垢を落としてきれいになった(まるで師走の大掃除さながらである)

②生産的かつ有意義な、心身ともに充実できる家での過ごし方を発見した

③(コロナに関するタイムリーな情報を得るため)医療系・サイエンス系の英文の読解能力が向上した

 

とまあこのように、素晴らしい成果がおさめられたところで、私はふと外を見た。

 

今日はいつも見る薄い水彩画のような柔らかな空ではなく、力強い青々とした空に太陽がさんさんと輝いている。

 

掃除のために開けていた窓のカーテンも、そよ風にのってゆるやかにはためいていた。

まだ訪れぬ春をも通り越して初夏を感じさせるような、そんなさわやかな空気感が部屋全体に満ちている。

 

そういえば今日は珍しく一日晴れていた。

時計を見たらもう5時、すっかり日も長くなったもんだ。

だいたい朝は晴れていても、夜はずぶぬれになって夫が帰宅してくるか、一日ずっと雨か雲っているかなのに。

 

北国オランダにも、着実に春が近づいている。

 

 

<本日の一枚>

だいぶ前の話になるが、2月のカーニバル時期にハーグで開かれたチャレンジカップに行ってきた。

 

フィギュアスケートの国際大会がなんと6ユーロ程度で、しかもこんな前の席で見れるなんて。

日本じゃ考えられないぐらい、フィギュアはオランダでは人気がなかった。

 

残念ながらポルトガル旅行とバッティングしたために、涙のんで宇野昌磨くんや紀平梨花ちゃんの演技を見るのを見送ったが、観に行った友人曰く、生で見るのはとてもよかったとのこと。

 

選手たちは緩やかに滑っているように見えるが、ターンするときなど、スケート靴のブレード部分で激しく氷をこする音が観客席までひっきりなしに届く。

テレビでは決して味わえない美しき氷上の世界を体感できた。

 

人生初のフィギュアスケート大会を、まさかオランダで観ることになるとは思いもしなかったが。