スケベニンゲンビーチ(Scheveningen)。
日本にお住まいの方はご存知ないだろうが、スケベニンゲンビーチはオランダ屈指のリゾート海岸である。
正しい発音は、「スケーフェニンゲン」って感じだが、日本人が持ちうる知識で読んだら「スケベニンゲン」だ。
なんて破廉恥なネーミングだろう。
なんでもここは、ヌーディストビーチと名高いだけあって、きっとスケベな奴らがわんさか出るのかもしれない。
とはいえ季節は冬。
夏場は、ビーチ前に立ち並んだ高級ホテルや商業施設は賑わいを帯び、観光客でごった返すのだが、今ははこの通りである。
絶賛工事中である。
男の子が大好きな「レゴランド」も、今夏のオープンに向けて準備を進めているようだった。
このような状況なので当然人影もまばらで、お店はどこも閑古鳥が鳴いているような状態でも、海に突き出したこの縦長のいっぷう変わった商業施設は普通に営業していた。
観覧車も「今はお休み期間のはずなのに(コロナもあるし)」と言わんばかりに、不本意そうに洋上で回っている。
南国の透き通った海しか海だと認めていない私には、スケベニンゲンは暗くて、濁っていて、お世辞にも綺麗とは言い難い。
しかし、目を閉じれば海に変わりはないわけで、打ち寄せる波の音に心休まったのはいうまでもない。
辛いことがあった直後の海というのはなんて落ち着くのだろう。
荒ぶった人の心を鎮静化させ、慰めてくれる。
やはり生命は母なる海から誕生したのだと疑う余地はない。
そんな思いを抱えながら、しばらくぶらぶら歩いていると・・・
バンジージャンプか。
日本では「清水の舞台から飛び降りる」という言葉があるが、オランダにも「スケベニンゲンの埠頭からなんたら」みたいな言葉があったりして(ないか)。
ん?
お前はなんだ。
…とまあ、あまりお伝えする中身はありませんが、冬のスケベニンゲンビーチの全貌でした。
<本日の一枚>
インターナショナル・ウィメンズ・マーケットが近くのパークシアターで開催されると聞き、行ってみた。
会場内にはハンドメイドのアクセサリーや自家製石鹸、手作りお菓子のほか絵描きさんやマッサージ師まで、様々な特技を持った女性たちが各々の作品を並べて出店していました。
その中でも知り合いのオランダ人が出店していたのだが見よ!!
この手作り和風アクセサリーの出来栄えを!
思わず一つ購入。
こういう素敵な趣味もった人って憧れる