今週土曜、住んでいるオランダ・アイントホーフェンから車でふいっといけちゃうベルギーのリエージュに行ってきました!

 

誘ってくれた友人曰く、何でもこの日のお目当ては、ガレット・デ・ロワを買いに行くこと!

ガレット・デ・ロワっちゅーのは、私も初めて知ったんだけど、フランスで年明けの1月6日(公現祭という祝日がある)にこれを囲んで家族でワイワイ食べる新年のお菓子のこと。

 

早速いただきまーす!

おや?生地の中になんか埋もれてる・・・

お、陶器のくまちゃん人形だ!

 

そうなのです。

ガレット・デ・ロワにはこのように陶器の何かが入っていまして、切り分けて食べたとき、それに当たった人はその日の「王様」「王妃様」ポジションになるというお話つきでもあります。

 

気になる中身は、サクサクしたパイ生地の中にアーモンドクリーム生地(よくフルーツタルトとかの下層のタルト生地と上部のフルーツ層との中間に挟まれてるやつ)が包まれているようなシンプルなもの。

 

お店にもよると思いますが、なんせパイ生地が一口噛めばバターの芳醇な香り漂う日本人好みの香ばしサクサク食感で文句なしにうまい。

やはり、フランス文化圏の食べ物は美味しい。

 

ちなみに、我々のオランダにも年末年始に食べる「オリボーレン」という丸いドーナツ菓子が存在するが、要はサーターアンダギーとほぼ同じような物体に粉砂糖をかけただけのシロモノなので、いかにも手間暇かかってそうなガレット・デ・ロワに比べるとさみしいぐらいである。

驚くことではない。オランダの食文化レベルなんてこんなもんだ。

大晦日や新年に食べる食べ物がオランダにも(一応)あるってだけでも感心だ。

最初から期待はしていない。

 

ちなみに、ガレット・デ・ロワを購入した店はこちら「Pâtisserie Stoffels」さん(店内にはカフェも併設!)

オランダでは決してお目にかかれないような、実に美麗な姿のスイーツたちがお行儀よく並んでいます。

ただし、リエージュ中心部は土日は人でごった返すのか、お茶の時間ともなると、こういったいい感じのカフェは席数も元々少なく、どこもかしこも満席で入れません泣

 

くそう、、、街を歩けばつくづく“食の格差”とやらを見せつけられてしまう。

なんやこのデパ地下みたいな総菜屋は!

↑センターからリエージュ名物の階段(後述する)に行く途中にあるこのベーカリー「Une Gaufrette Saperlipopette」なんかも正月早々、行列ができてたよね。

後からグーグルの評価を調べたら1,148件の口コミで驚異の4.8評価だったwwどうりでクソ美味いはずやわwwww

 

オランダ第五の都市に住んでいる我々は、ベルギー第五の都市の豊かな食事情を垣間見ては嫉妬するしかないのでした。

 

 

気を取り直して、リエージュといえば、こちらの長い階段。

嫌がる旦那を一人置いてみんなで上ってきました。

ええ眺めや。

 

観光名所らしいところはまるでない街だけど、ショッピングとグルメだけでも十分楽しめるリエージュでした♪

 

 

<本日の一枚>

ランチで入ったお店がこれまた美味かった。

クリスマスマーケットのやってるカテドラル広場に面する「La Brasserie」にて。

こちらはリエージュの郷土料理で、要は巨大ミートボールである。

オランダのミートボール「ヘハクスバレン」の、野生的な肉の味と塩辛いだけの味付けとは違い、こちらのはお肉によくマッチするフルーティーなソースと程よい肉汁加減が美味な一品。

 

そしてこちらは豚の骨つき肉に絶妙な甘さ加減のハニーキャラメルソースをかけてローストしたもので、関西人が好む「あまから」を体現したような実にしっくりくる味に仕上がっている。

如何せん量が多すぎて後半は大食い選手権にでも出たような気分になるが、味は文句なしに美味い。

 

結論:やはり、フランス文化圏は美味い。