最近、ヨーロッパランジェリーにハマりつつある私。

 

というのも、日本から持ってきた下着類がさすがに2年着倒してるせいでボロボロになってきているので、そろそろ新調せなと思っていたから。

 

試しに、オランダ全土で見かける「Hunkemöller」とかいうショップに行ってみたらさ、

 

アンダーバストサイズのミニマムが70cm〜しかないって時点で終わったよね。

 

日本人って華奢じゃん?

65cmからスタートしてくれないと困るんですよ。

 

いや、決して私って体細いのよ自慢をしているわけではない。

正直、型紙によっては70cmでもいい時もある。

 

でも中には同じカップ数でも、65cmだから胸の布の面積部分も70cmのものより小さく作られていて、小胸な自分にフィットしたなんてこともあるのだ。

 

現に、上記のお店でいくつか試着したが、65cmのつくりがあればきっとぴったりだったのにと確信したものがたくさんあった。

 

何かの記事で読んだが、ブラジャーというのは本来、ミリ単位の調整が必要なシビアな衣料で、わずかにワイヤーが自分の自然な胸のラインの内側or外側に数ミリ寄ってても着心地がたちまち悪くなるものである。

 

自分の胸に合わない型紙のブラをつけようものなら、たとえアンダーを調整しようと、カップ数を1つ上げ下げしようと、合わないものは合わないのである。

 

加えて、ヨーロッパ人の胴体部分の断面の形状が丸い&横から見たときお椀型の胸なのに対し、日本人は平たい胴&釣り鐘型の形をしており、こういったあたりも、ヨーロッパランジェリーが日本人には合わないと言われる所以である。

 

やはり日本人にはワコールか・・・と、半ば諦めかけていた矢先、意外な点で自分の胸にフィットするものが見つかった。

 

それは、イタリアのランジェリーブランド「Intimissimi」が出していたあるブラジャーなのだが、ワイヤーが外側に広く作られているため、カップ数の割には谷間ができにくい「離れ乳」の私の胸には自然にフィットしたのだ。

 

もちろん、胸の位置が体の中心よりに付いている人にはこのシリーズは合わないが、外側に付いている私にはとてもしっくりきたのだ。

日本でもこの感覚はなかなか味わえないというのに。

(というか、日本は寄せるために中心よりにカップがつきすぎていて私には合わない)

 

そしてもう一つ気づいたのが、ヨーロッパ人にはバストメイクという発想がないということだ。

 

だって何もしなくても十分いいものをお持ちなので。

 

よって、「寄せて上げる」「谷間くっきり」「脇高設計で脇肉キャッチして胸を大きく見せる」みたいな日本ではメジャーな戦略的ブラが販売されていない。

 

ヨーロッパのブラジャーって、重力で垂れ下がっていかないように、歩くたびに揺れないように、今ある胸の位置や形は変えずに固定するだけなんだなと。

 

一方で、日本人では考えられないようなセクシーで斬新なデザインのものが多い。

デザインには命かけてるんじゃないかってぐらい、ブラのバリエーションが豊富だ。

 

日本人みたいに「透けないように」「肩紐が見えないように」なんて遠慮は皆無。

(もちろん、Tシャツに響かないように作られているものもある)

 

彼女たちにとって、ブラは自分がなりたい胸の形にするために装着する鎧ではない。

ベッドの上でガチンコファイトするための、来たるべき時に備える戦闘服なのだ。

 

なるほど。下着事情一つとっても、東西でこうも違うものなのか。

さすがランジェリー何百年の歴史を誇るヨーロッパ様である。

 

と、わずか100年ほど前までサラシを巻いてた日本人が思うのでした。



(本日の一枚)



スーパーJUMBOや街角の花屋さんで、ついにクリスマスツリー用の生木が売り出された(写真右のネットで包まれて窮屈そうにしてる奴らな)


オランダは本物の木を買ってきて家に飾るらしい。


しかも180cmぐらいの高さのしっかりした木が、お値段10€程度で売られてるもんだからおっかなびっくりだよね。


終わったらどうするかって?

普通に捨てるらしい。


どうやって生木を立てるかって?

専用のスタンドが売ってるらしい。


ちなみに、オランダ人のパートナーがいる日本人の友人N氏が言うには、オーナメントはアクションで買うのがいいとのこと。


安かろう悪かろうのアクション雑貨の中でもクリスマスグッズに関しては同社も気合い入ってるらしい。


今度オーナメント買いに行こ(ツリーないのに)