ーポーランド食器ー

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「ポーリッシュ」の愛称で親しまれ、日本人の中にもファンが多いポーランド発祥のセラミック陶器ブランド。

 

丸みを帯びたぽってりした形、セラミック特有のつややかな表面に描かれた派手すぎない色使いとかわいらしいモチーフ、使うたびに愛着が湧く。

一点一点、職人さんが手がけたハンドメイドの温かみが伝わってくる逸品だ。

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お醤油皿ぐらいの大きさでも正規価格は1枚約7ユーロ(日本円で840円)。

写真はハート形で凝ってるからもっと高かった。

 

3リッターも入る大きなティーポットともなると余裕で1万円を超えてくる。

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それでも日本で購入するよりはだ〜いぶ安いのだが。

 

そしてポーリッシュは、日本のノリタケとか大倉陶園のように来客用として積極的に使われるものではない(いや、全然来客に使ってもいいけど)

これはあくまで日常ユース。アットホームなホームパーティーなんかにはぴったりだ。

 

しかしだ、先ほどご紹介したように、毎日使うものにしては決して安くないお値段である。

 

なのに、なのに、、、

 

日本国内に住んでる女性はともかく、オランダ駐在の奥さんの間ではめちゃくちゃ人気のブランドである。

一家に一つはあるんじゃないかってぐらい。

 

何を隠そう。私らの家にもある。

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↑ちゃっかりエシレバター(これまた駐在の奥さん御用達のフランスのバターである。残念ながらオランダでは売られていないので、ベルギーやフランスに行った時にこっそり買うのだ)まで写り込ませたりして

 

正直、はじめのうちは、ポーランド食器の魅力がそこまでわからなかった。

もちろん、決して可愛くないことはないし、よっぽど気に入った柄があったら一つぐらいは持っておいてもいいかなぐらいで、なぜそこまで世の女性たちを惹きつけるのかなんて考えたこともなかった。

 

ふーん、こんなんがあるんだ〜、いいなあ、程度である。

 

ところがその良さは使ってみて初めてわかった。

人が使いやすいように、日常に馴染むように、めちゃくちゃ考えられて設計されているのである。

 

例えばこのマグカップ。

この独特の形をしたマグカップは、このブランドを代表する作品かつ、世界中で最も売れているアイテムだ。

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日本女性の小さな手にもよく馴染む大きさと手のひらに程よくフィットする絶妙な曲線加減のフォルム。

青一色で着色された淵の部分も、液体を飲むとき下唇にこの部分がきれいにフィットし、セラミックの滑らかなあたりを心地よく感じながらいただける。

 

本当によく考えられているなあと感心してしまった。

 

ちなみに、ポーリッシュは非常に頑丈に作られており、オーブンの高熱にも耐え、食洗器でガンガン回しても問題ない。

基調色が白地に紺といった落ち着いた雰囲気なので、洋食器なのに和食にもマッチするというところもポイントが高い。

 

かわいさと実用性と耐久性を兼ね備えた素晴らしい食器なのである。

 

 

こんなポーリッシュがお安く買えるお店がオランダのユトレヒト郊外にあった。

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だからオランダの駐在の奥さんはこぞってポーランド食器を購入していたのか。

 

残念ながらここはあまりにも郊外にありすぎて、公共交通機関では行くことができない。

リニューアルしたてだから、中も外もめちゃくちゃきれいだった。

 

この日はブログ仲間である猫子さんに快く車を出していただき、片道1時間半かけて行ってきた。

私のように、車持ってない民からするとありがたやありがたや。

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売り場面積はリニューアルする前と比べてかなり少なくなったようだ。

 

というのも、前は倉庫の上も下もすんごい数の食器が並べられていたと聞くが、今回私たちが入場できたのは、この写真で見えてる手前の部屋と奥に見える小さな部屋のみである。

 

ケーキ皿などの定番アイテムが品薄で少し拍子抜けしたのだが、お目当のマグカップは買えたのでよかった。

これで明日から旦那とお揃いで使える(デン・ハーグの日曜にやってた青空マーケットですでに一つは手に入れていた)。

 

ちなみに、私が買った「MAG FARMER」というシリーズの240mlは、通常価格なら14.95ユーロもするが、ここでは20%OFFの価格で売られており、12ユーロ弱で購入できた。

(そういえばデン・ハーグのマーケットなら同じものが10ユーロだったから、あり?デン・ハーグの方が安い汗)

 

そして一服が大好きなオランダらしく、カフェスペースも併設。

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手作りのケーキや紅茶、コーヒーなどが無料でいただける。

 

もちろん、出てくる食器は、ティーカップ、ケーキ皿、カフェオレボウル、何もかもが全てがポーリッシュ。

便所の(←お手洗いって言え)洗面台横においてるハンドソープディスペンサーとかですら全部ポーリッシュだ。抜かりはないようだな。

 

こうもポーリッシュ攻めに合うと、それほどファンでない人でも人間特有のコレクションしたがる本能(ペットボトルのリラックマのおまけとかさ)が疼いてなんか全部買わなあかん気持ちになってくるやんけ。

 

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このブランドね。

しっかりメイドインポーランドって書いてある。

 

いいねポーリッシュ。

新しい商品が入荷されたら、また行きたいなあ。

 

 

<本日の一枚>

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アイントホーフェンの駅前にある美味しいと評判のイタリアン「ジオナーレ」。

噂にたがわずうめえ。。。

 

なんでもこの日は、私のブログを見て一度お会いしたいと、わざわざアムステルダムからお越しいただいた方と一緒のワクワクランチだった。

 

こんな下のほうに埋もれてるブログでも、こうやって読んでいただいて、メッセージまでいただいて会いにきてくださるなんて、なんて嬉しいことなのだろう笑い泣き

 

そういや、ブログから繋がった方がここ最近グッと増えた。

いつもあたたかいみなさんに感謝キラキラ

 

 

そしてランチ後、アイントの街中でお連れする場所が特になく、わかってはいたけど、自分が住んでる場所があまりにも特色なさすぎて絶望したのはいうまでもありません笑