誰もが絶対みたことのあるこの絵。

「夜のカフェテラス」ですね。

 

こいつはアムスにあるかの有名な「ゴッホ美術館」では見れない(「ひまわり」はゴッホ美術館で見れるけど)。

 

ここ、オランダのアーネムより北の自然公園の中にある「クレラーミュラー美術館」に安置されているのだ。

この美術館は美術館巡りが好きなSご夫妻に教えていただいてから興味を持ち始めた。

 

ここは、アムスの国立美術館やゴッホ美術館とは違って、日曜日に行ったというのに、館内はこんなにガラ空きだから半ば独占状態で絵を鑑賞できる喜びがある。

そしてヨーロッパの美術館は前述の「夜のカフェテラス」みたいな一級作品が他の絵とおんなじテンションで飾られてるからビビる。

あまりにも無防備すぎて「え?これ本当に本物??」ってなる。

 

絵と鑑賞者の距離が極めて近いのは、ヨーロッパの美術館のいいところだ(フラッシュなしのカメラ撮影もOKだし)。

 

館内作品には、筆遣いが印象的なゴッホの「糸杉と星の見える道」のほか、

 

ゴッホの自画像や、

 

これもゴッホの「種巻く人」。

 

またまたゴッホの「アルルの跳ね橋」。

 

パブロ・ピカソもあるし、

 

モンドリアンなんかも。

 

ん?なんやこれ?

・・・よくわからん現代アートもあります。

 

広大なお庭にもいくつもの彫刻が並べられ、少し不思議の国に迷い込んだような感じ。

 

野外展示で見応えのあるのはこの家。

田舎のスタイリッシュで現代的な別荘をイメージさせる不思議な空間でした。

 

 

ところで、夜のカフェテラスって、こんなに黄色の色彩が青みがかってたっけ?

美術の教科書で見たときは、私のイメージではもう少し、黄みが強かったイメージだったのだが・・・

 

そういえば、ゴッホは色弱だったという説があるのを思い出した。

 

確かに、ゴッホの作品は独特の色遣いのものが多い。

 

実際、正常色覚の人が色弱の人が見ている世界を見れる特殊なフィルターをゴッホ作品にかけると、我々がふだん見ているようなしっくりとくる色遣いへと変化する。

 

彼の天性の才能は、個性である色弱が手伝っていたというわけか・・・

 

まだまだ奥深い絵画の世界を少しだけのぞけた感じがした。

 

 


<本日の一枚>

先日、友人M氏のお母さんからこんな素敵なお役立ちグッズをいただいた。

こういう便利な商品ってオランダにはマジでないからありがたや。

いつもご静読いただきありがとうございます!

 

最近、ブログを見てメッセージをくださった方と実際にお会いできたり、「アイントホーフェンに住むにあたっての情報がなく、困っていたところこのブログにたどり着きました」と嬉しいコメントをいただくことも増えました。

 

ブログを始めた一年前は一日の訪問者たった5人だったのに、今では増えに増えて300ぐらいに。

 

ブログ続けててよかったなあしみじみ