今年2月のギリシャ旅行の際、悪天候によるフライトトラブルで行けずじまいだったサントリーニ島。
「いつか必ず」と心に決め、ある晴れた5月某日、夫婦でリベンジしてきました!
ギリシャ・エーゲ海に点在する島の一つであるサントリーニ島は、ヨーロッパでも名の知れた一大リゾート地。
眼下には統一感のある白塗りの建物が立ち並び、さらにそのバックに青々とした海が広がります。
夕刻はそれはそれで美しく、360°どこをとっても写真映えのする景色にうっとり。
思わず時間がたつのを忘れてしまいそうです。
もう私の余計な解説は不要!
写真だけでも十分伝わるであろう、サントリーニ島でも特に雰囲気のあるイアの光景をお楽しみください。
素晴らしい・・・ゴクリ
さあ、島の雰囲気が掴めたところで、宿泊先のホテルへと向かいましょう。
なんたって今回の滞在先は、リゾートホテルや!!
今回宿泊したのは「Amaya Selection of villas」さん。
扉を開けるとサントリーニ名物・赤ワインが我々を迎えてくれました。
なんてったって一番快適だったはこのバルコニー。
心地よい海風とともに、オーシャンビューならぬ対岸の島々のカルデラビューを眺めます。
すっかり気に入った二人は、随分と長い間、ここでぼーっと過ごしました(これぞバカンス)。
朝食はメイドさんがどこからともなく運んできてくれます。
コーヒーまで入れてくれて至れり尽くせり。
ヨーグルトにフェタチーズ、オリーブの実、各種フルーツが添えられているあたりがいかにもギリシャの朝食って感じでいいすね(写真奥の猫ちゃんもご飯が欲しそう!)
さて、アウトバスに浸かって旅の疲れを癒しましょうか。
いわばヨーロッパ版“露天風呂付き客室”で、年収●百万しかない貧民のくせに、こんなところに来ること自体不相応な我々にとって、これは「私たち、最高に贅沢な時間を過ごしていますっ」感がすごい。
そしてもう一つ、我々が楽しみにしていたのが「カルデラ&ホットスプリングツアー」。
ここら辺一帯は火山島のため、火口付近までウォーキングしたり、温泉が楽しめたりもするのです。
出発地点はここ、「オールドポート」。
切り立った崖の上の街からつづら折りの坂道を下った真下に位置するこの港に、たくさんのツアー会社が軒を連ねていました。
そして船に乗り込み、しばらく進むと見えてきました例のホットスプリングポイントが!
水着に着替えて水中へざぶ〜ん!!!
・・・え?
全然冷たいんですけど。
残念!なんでもこの時期はまだ水温が10度程度しかなく、そのせいでせっかく温かいお湯が湧き出てきても一瞬でかき消されてしまうのです。
ぎゃー!!!!!!寒いいいいい!!!!!!
まったく、どこのアホウがこれをホットスプリングなどと呼んだのでしょうか。
ネーミングにつられて参加したものの、タダの寒中水泳になったのは言うまでもありません。
しかし、
水はキレイだ
気を取り直して、船は次の目的地、ある火山島に到着。
これがまた頂上まで20分ぐらいかけて歩くのね。
ロープウェーとか文明の利器ないんかよ
やっと火口に到着。
写真中央の岩肌が白くなってるのが硫黄を含んだ煙が吹き上がってる箇所です。
地面の石を拾ってみるとまだしっかり温かく、地球の鼓動を直に感じてるような気がしてなんとなく感動しちゃう自分がいます。
海と山を1日、というかたった3時間のツアーで満喫(?)できた日でした。
あら、なんだかお腹がすいてきました。
というわけで、海の見えるテラス席で美味しいグルメに舌鼓。
・写真上はギリシャ料理レストラン「Apsithia」にて。
奥の皿はサーモンのグリル・ヨーグルトソースがけ、手前はボロネーゼ。
・写真下は海鮮レストラン「King Neptune」で注文した魚介のリゾット。
濃厚なクリームソースに魚介の旨味がプラスされ美味な一品。
帰国した今、こうやって写真を見ていると、なんだかまだあの空間にいるような気さえします。
サントリーニに恋して。
実は我々夫婦には、新婚旅行で食中毒に見舞われ、滞在期間のほとんどをホテルで過ごした悲しい経験があり、このサントリーニ旅行は図らずしも4年越しの新婚旅行になったのでした。
また、ちょうど一年前の5月14日は、我々夫婦が日本を離れ、オランダに来た最初の日でもありました。
その頃はこれから始まる海外生活が全く想像できず、ましてや一年後、こんな素晴らしい場所に来させてもらっているとは夢にも思っていませんでした。
こうして楽しい思いができるのは、健康で何事もなく、無事に毎日を過ごせているからこそ。
そう思って、今ある状況に感謝する我々でした。
<サントリーニ最大の街・ティラを散策>
お土産もん屋さんが両側にずらっと並んでるあたりが沖縄の国際通りを彷彿させる。
大きな大聖堂もありました。
イアの街以上にたくさんのショップが細い路地に立ち並んでいます。
まるで迷路のよう。
何も遮るものがないまさに崖っぷちのカフェ。
高所恐怖症の人は無理かも笑
<サントリーニ島ミニ知識>
・排水管が狭くすぐ詰まるため、トイレにトイレットペーパーは流せない。抵抗ありありだが、横に置いてあるゴミ箱に捨てましょう。
・水道水が若干海水を含んでいるので、飲料に用いる時は煮沸したものかミネラルウォーターを。
・オンシーズンとはいえ、5月はまだ肌寒く、夜はジャケットレベルの防寒装備が必要。
・島なので室内の湿気がひどく、それゆえベッドにダニがいるので要注意(今回、ホテル2箇所に宿泊したが、どちらも見事に数カ所噛まれた)