今住んでいるオランダ南部のアイントホーフェンからインターシティ(オランダの特急電車)に揺られること3時間、やっと着きましたフローニンゲン!!
なんでもこの日は、旦那の仕事の関係でぜひお会いしたかった方がこの街に住んでおられるとのことで、夫婦で訪問してきたのです。
ちなみにフローニンゲンは、サッカーの堂安律選手の活躍で日本人にも馴染みがある街ですが、駅から中心部にアクセスするのに徒歩10分もかからないコンパクトな大きさにもかかわらず、見応えのあるスポットが街の中にぎゅっと詰まったオランダ随一の素敵な地方都市です。
例えば、駅前に流れる川の中に建っているというおもしろい立地の「フローニンゲン美術館」。
よくある退屈な現代美術館と違って、建物の中には思わず写真を撮りたくなるようなスポットがたくさんありました。
また、ここでは現在、世にも不思議で美しいガラスを使った企画展が行われていました。
まさかの撮影OKとのことで、遠慮なく撮りまくる。
ね?きれいでしょ?
しかしこれどうやって運んできたんだろうねえ。
今年の5月5日までやってるっぽいので、ガラス工芸に目のない方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
★フローニンゲン美術館
https://www.groningermuseum.nl/
↑ミュージアムカードをお持ちの方は企画展代(5ユーロ)だけで見れるのでお得。
また、オランダで最大手のスーパー、アルバートハインAkerkhof 店の瀟洒な外観ときたら。
・・・まさかこの中がただのスーパーマーケットだなんて初見で誰が信じるというのか。
こちらはフローニンゲンのランドマーク、マルティーニ塔。
塔へと登るチケットは、斜め向かいの青い建物にて販売されています。
そしてそのチケットショップのさらに斜め向かいにあるフローニンゲン市庁舎の裏には・・・
戦争中に受けた砲弾の爪痕が今でもくっきりと残っています。
生々しいですね。
こちらはオランダで2番目に古いフローニンゲン大学。
歴史ある建物はどこも重厚で独特の雰囲気をたたえていますね。
文学部などの集まる学舎はこちら。
右端のブロンズ像はこの大学史上初の女性徒で、そんな彼女は今でも自身のまなびやの前に鎮座してます。
おや?これは・・・
フローニンゲンにもある飾り窓。
アムステルダムとは違い「飾り窓地区」なんてものがこのような小さな街に存在するわけでもはなく、飾り窓の2階は学生が住む普通のアパートになっていたり、普段は地元の人が当たり前に行きかう通りだったりするらしく、なんとカオスな状況でしょうか。
あっという間に時間は流れて3時のおやつの時間、お宅にお邪魔するとそこには・・・
オランダでは珍しいふわふわのシフォンケーキ
しかもなんと奥様の手作りだそう!
感動しまくったので、自分でも作れるようになりたかった私は、しっかりレシピを聞いて帰りました笑
そしてこの日の夜に旦那様が私たちのために予約してくださっていたレストランがこれまた素晴らしくて、
なんと豪快で見た目にも可愛らしいタパスでしょうか!
バーニャカウダ、タコス、カラマリ、チーズの包み揚げ、エビのココナッツソースがけなど、多種多様なタパスにどれから食べようか迷ってしまいます。
また、スペアリブが本当にオランダで食べているのかと疑うぐらい柔らかくて最高の一品でした。
いくら外食が高くてまずいと言われているオランダでも、私ら専業主婦は365日自分のご飯を食べているわけでとっくに飽きているわけですから、こういうたまの美味しい外食というのは、飛び上がるぐらい嬉しいものです。
また、このレストラン、世界でもここだけのものが置かれているとのことで、興味津々で2階のバースペースに足を踏み入れるとそこには・・・
暗闇の中に怪しくも美しくライトアップされた様々な種類のお酒と巨大アームロボットが。
驚いている我々をよそに、バーテンダーが壁に設置されたスクリーンに何だかの数字を打ち込むと機械が突然動き始め、指定した番号のボトルの前で立ち止まったかと思えば、グラスに液体をそそぎ入れるではありませんか!!
見学だけに来た私たちでしたが、気前よくお酒の代わりに水でデモンストレーションしてくれたバーテンダーのお兄さんには感謝。
そんな最高に美味しくて最高に楽しいレストランがこちら「Mr.Mofongo」。
建物の中も外も大変古くて趣があり、店内は大変賑わっていました。
先ほどのアルバートハインにしても、マーストリヒトの有名な本屋にしても、オランダ人は古いものを大事に使いながら新しいものを躊躇なく取り入れていくのが大変うまい民族だと思うのですが、このレストランもまさにそういった「オランダ的発想」が強く現れている一例でした。
そしてやはり一番感動したことは、お会いした旦那様と奥様の心温まるおもてなし。
足元の悪い中、駅まで迎えに来てツアーガイド顔負けの解説で街を案内してくださったり、手作りケーキのアフタヌーンティーや驚きのレストランでご馳走になったりと、夫婦揃って恐縮しっぱなしの1日でしたが、おかげさまでフローニンゲンが大好きになりました。
残念ながら今年の3月で約3年もの任期を終え日本に帰られるとのことですが、私も将来あのような素敵な夫婦になれたらなあと思った次第です。
<本日の一、いや二?三?枚>
朗報。
アジアンスーパー「アメージングオリエンタル」で、やっとちゃんとした米が売られるようになったようだ。
価格も30ユーロ弱とべらぼうに高いわけでもない。
我が家もエセ日本米「Shinode」から乗り換えようかな笑
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このフローニンゲン日帰り旅で、普段は乗らないオランダ鉄道の一等車に乗ってみた。
広々としたシート。
照明やコンセントも完備。
正味、自分の体の大きさ的に2等車で十分やんと思っている私をよそに、落ち着いて車内で仕事ができる!と一人テンションの高い旦那でした。