お正月を終え…
オランダの硬水環境でひっどくやられた髪の毛が数日でよみがえった!!!!
思えば半年以上前、こちとら粉ミルクのころから超軟水の環境で28年間育ったにもかかわらず、夫の転勤で日本をはなれることになり、向こうの生活でこのデリケートなメイド・イン・ジャパンの胃腸にいよいよ硬水が流れ込んできた時、見事に過敏性腸症候群になったのは記憶に新しい。
最初の三か月はいつも下痢に悩まされていたなあ(まあそれも慣れたけど)。
そしてこの正月、一時帰国で再び軟水国へ舞い戻ってきたもんだから、日本食への感動はともかく、「水」そのものに感動を隠しきれないっ
もちろん、ヨーロッパ在住の方は心底わかっていただけると思いますが、「漁港直送、鮮度抜群のおさしみ」「生玉子のとろ~りすき焼き」「あの肉の薄さでいただく焼肉」「2,000円やそこらで入れてしまう岩盤浴&温泉」など、海外では決して味わえない日本をあますことなく堪能しております。
もはや感覚としては、
オランダ生活:現実の世界
日本:旅行しに行くところ
といったところでしょうか。
こんなブラック企業、過労死がはびこる日本社会がワンダーランドにさえ感じてしまう今日この頃。
あ、さんざん「日本サイコー!」とかぬかしてるけど、だからといってオランダ生活が決してクソなわけではないです!
むしろ毎日が楽しすぎて、両者のいいとこどりしてる自分がずうずうしいのではないのかとさえ思えてくるぐらい。
日本に帰国して色々感じることはあるけど、やっぱり最も感動したのは、平成最後の元旦に家族・親戚み~んな集まって食卓を囲めたということ。
私は結婚してもう家を出ている。
父は年末年始でもなりふり構わず働く企業(ではないけど)戦士。
介護サービスに従事する妹は祝日も関係ないような仕事。
祖父母はいよいよ認知症が深刻化してきて、孫である私の名前が言えるような言えないような状態。
母はそんな夫と祖父母を懸命に支えながらパートもしている。
昔はよく集まった親戚も子どもが大きくなるにつれ今では年に1回会うか会わないか。
こんな状況なので、ここ数年は正月らしい正月を過ごせてはいませんでした。
ところが今年のお正月はいつもと違う。
普段はバラバラの私たち家族を神様が引き合わせてくれたのか、皆の予定がうまく合い、誰ひとり欠けることなく賑やかな正月を迎えられたのです。
子どものころは当たり前だったけど、大人になってから思うようになったこと。
それは、自分にとってかけがえのない人たちと一緒の時間を過ごせるということが、実はこの上なく幸せなことなのだと。
やはり孫として、子どもとして、会うたびに弱っていく祖父母、老いていく両親を見るのはつらいのです
でもそれはしかたないのです。
人間、年には勝てないんです。
私がいよいよアラサーになってこれだけの年月が過ぎたということは、両親や祖父母もまたそれだけの歳を重ねているということなのです。
だからどうか、どうか、大好きな家族の皆には、元気なままでいてほしいと心から願わずにいられませんでした。