煌めくライトアップで夜の街が美しく浮かび上がる「クリスマスマーケット」。

1434年にドイツのドレスデンで始まったのがその起源とも言われており、この時期、旅行会社のヨーロッパ行きのパンフレットには必ず掲載されているように、ドイツやオランダ、オーストリアなどの主要都市でクリスマスシーズンのみ開催されるこのマーケットには、現地人だけでなく、世界中から多くの観光客が押し寄せます。

ヨーロッパの冬の風物詩とも言えるこのイベント、一体どんなものが売られているのでしょうか?
可愛らしいおとぎの世界をのぞいて見ましょう。


まず、クリスマスマーケットと聞いて、「グリューワイン」を想像する方も多いのではないでしょうか?
グリューワインとは、甘い香辛料入りのホットワインのことで、赤・白から選べます。
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寒い屋外でいただくあたたかいワインは体と心をほっこりあたためてくれます。

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もちろん、ノンアルコールもありますのでご安心を。

実はショップによって提供するグラスのデザインが異なりまして、容器代を払えば持ち帰っても構わないため、お気に入りのものを見つけたらぜひご自分へのお土産にどうぞ。
システムとしては、最初に容器代も含めた金額を最初に支払い、飲み終わったあと、返却する場合は店頭でその旨を告げると返金に応じてくます。

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面白い形のワッフルがありました。
クリスマスマーケットは、日本人にとっては新種のスイーツにたくさん出会える機会です。

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こちらはお菓子やさんですね。
天井から無造作に吊り下げられたたくさんのメッセージ入りクッキーが可愛らしい。

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革細工や羽ペンなども売られていました。
なんだかハリーポッターの世界ですね。
愛する家族や恋人に手書きのぬくもりを伝えるアイテムでしょうか。

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こちらのお店では、毛糸やフェルトなどを使ったあったかアイテムを販売していました。
量販店では見かけない作り手の遊び心が伝わってくるキュートなグッズたち。

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こちらはアロマキャンドルやさん。
冬のヨーロッパの曇った、あの光の差し込まない暗い部屋をきっとあたたかな光で照らしてくれることでしょう。

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かわいらしく繊細なガラス細工たち。
天井から吊るしたり、ツリーのオーナメントとして飾ったり、ヨーロッパのクリスマスの雰囲気を演出するにぎやかなアイテムですね。



店内では職人のおっちゃんが実演販売をしていました。



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このように、まるでサンタさんが届けてくれたかのような贈り物たちとの一期一会の出会いをあったかいワインとフード片手に楽しみつつ、ぶらり街歩きするのがクリスマスマーケットの醍醐味であります。

また、ドイツでは「閉店法」といって、キリスト教の安息日にあたる日曜日は飲食店以外の営業が認められていないため、平日または土曜日をねらって行くのがオススメです。
ちなみに私は日曜日に行ったためにクリスマスマーケット以外でのショッピングができなかったのと、カフェにでも入らない限り暖が取れなかったのが痛かった・・・

オランダ・アイントホーフェンよりも石畳が多いのでヒールはご法度なのと、靴の中に入れるカイロは必須ですね( ´_ゝ`)



<本日の1、いや2枚>
デュッセルドルフといえばヨーロッパ最大の日本人街があることでも有名で、日本のラーメン激戦区でもあります。
今回は札幌味噌ラーメンがベースの「匠」1号店に行ってきました!
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野菜がたっぷり入っていて◎。
味噌ラーメンらしいこっくりしたスープが縮れ麺と絡まり美味な一品でした。

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こちらは街かどで見かけた友人オススメのパン屋さん。
全体的に黒い系のパンが多かったのとクッキーの種類が豊富で、オランダとはラインナップがまたちょっと違っていて面白いですね。