夫と私に唯一と言って良い共通の知り合いがいます。

私と知り合うずっと前に夫と知り合いだった彼女。

私とはSNSではつながりがあるけれど
2、3度お会いした時に話したくらいの関係。


なのに、ふと、通夜の前日に彼女を思い出して
よく飲んでいた方々の事を知っていないか聞こうと思い、夫の訃報を連絡した。

違う経路からそのよく飲みに行っていた方々には連絡がいっていたようでしたが
彼女には特に連絡がなかったそうでとても驚いていました。

前日の連絡にも関わらず、通夜に駆けつけてくださり

少しお話しする程度で帰られてしまったのですが

香典の中にお悔やみと私への気遣いのお手紙が入っていました。

こんな素敵な心遣いができる女性になりたいなと思いながら読ませていただき、とても心が温まりました。


その彼女から

生前夫がよく飲みに行っていた方と家族ぐるみでお付き合いがあるので、きっと何かのお役に立てるのではと

その方にお繋ぎしましょうか?と後日電話がありました。


私もその方のお名前は主人から何度か聞いていたので、ぜひお願いしたいと頼みました。


その時に、彼女から以前夫と飲んだ時に

私のことを聞いた話をしてくれました。


奥様との出会いは?と聞いたら


保険屋さんで会社に来てた子だ、と答えたので

(出会いは保険の営業で夫が会社員の頃に出会いましたニコニコ)

〇〇さん保険屋さんに手を出したんですか?!

と冷やかしたそうです爆笑


そして、どんなところに惹かれたんですか?と聞くと


笑顔が素敵な人なんだよ


と、答えたそうですニコニコ


さらに突っ込んで(笑)奥様ってどんな方ですか?と聞いたら


笑顔が素敵で、その笑顔で家がパッと明るくなるだよね


と言っていたそうです。


そして、大抵の男性は奥様を褒めた後に妻の嫌なところなど言うそうですが

夫は決して私の悪いところは言わなかったのだそう。


妻を悪く言わない男性が少ないので、彼女の中でとても印象的だったから、今でもその時の事を覚えていると教えてくれました。


彼女と私の出会いは

夫とは関係のない全く違うお付き合いの場でした。


初めてお会いした時に彼女から、〇〇さんの奥様ですよね?

ご主人からお聞きしてどんなに素敵な奥様なんだと思ってたんですよ〜と声をかけられました。


その時は

この人何?誰?夫とどういう関係?

と、私はかなり警戒心丸出しでいたと思います爆笑


それから、何度かお会いする機会もあったけれど

特に深く付き合う事もなかった彼女にふと連絡しようと思ったのは

もしかしたら、夫が今回繋いでいただいた飲み仲間の方へ私が繋がるよう仕組んだのではないかと思えてならない。


その方は会社を何社も経営されている方で

夫も生前、会社の事など相談していたこともあるそうです。

告別式にもきてくださってはいましたが、私がどうしていいのか困ってるだろうと気にかけてくださっていたと聞きました。


電話で会社のこれからの手続きのことなどいろいろと教えていただき

また、これからのことも力になれることがあれば頼って下さいと、とても心強い言葉をかけて頂きました。


弁護士さんとの話し合いでも、ある程度理解しておかないと話しが進まないと思っていたので

手続き関係やこれからの会社のことなど

大体の流れを知ることができたのはありがたかったです。


夫亡き中、たくさんの方が手を差し伸べてくれています。


夫が生きていた時は夫が直接的に守ってくれ

今は、間接的にたくさんの人を巻き込んで守ってくれているのではないかと思っています。


今はやる事が多すぎて夫を偲ぶ時間もありませんが

夫が亡くなった日のことを書く時間は思い切り泣いて、愛する夫をしのぶ貴重な時間となっています。


しかし、夫が私のことを笑顔が素敵な人なんだと言ってくれていたとは。

なぜ、このタイミングで知る事になったのか

本当に、ずるい(笑)

そして、本人の口から聞きたかったな。


それでも、そんなふうに言ってくれていたのなら

これからも、たくさん笑っていなくちゃいけないなって思う。


パパ

私が笑って過ごせるようにと

いつもたくさんの愛を与えてくれていたね。

いなくなってから、どれだけ守られて生きてきたのか思い知らされてるよ。


きっと私の笑顔がなくなる事は、あなたを1番悲しませる事だと思うから

これからも、子供達と笑って頑張るね。


これからもずっと、見守っていて下さい。