​発表会の曲《22》

2024年9月2日



今日はこれから雨の予報。

早朝は貴重はお日様なのかも、と思いながらの一枚。


今日から発表会に向けた事務作業もてんこ盛りになってきます。

あいにくのお天気を利用して、黙々と作業を進めようと思います。



さて発表会の曲紹介。

もうすぐ折り返しに突入です。



〜♫45名のご出演者と私の演奏曲目を、発表会当日までの間、定期的にご紹介してまいります。


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毎週、月・水・金・日曜日を目安に

ご紹介してまいりますのでお楽しみに。

尚、お申し込み時点での演奏曲目ですので、

当日変更となる可能性もございます。

ご了承くださいませ。

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22回目の今日は、クラシックとジャスの融合作品を。


パスカル・ヒメノ
ルンバ・ボレロ
〜演奏会用リズムエチュード第2集より〜



パスカル・ヒメノ。


日本のクラシックピアノ愛好家の皆様にとってまだ新しい作曲家の名前かと思います。


1974年生まれ、とまだまだ現役。


スペインの作曲家です。

ヒメノは、バルセロナ高等音楽院、そして大学院でピアノを学びますが、作曲については独学という、素晴らしいセンスの持ち主。


そしてピアノ伴奏者としても高い評価を得ており、コンクールでも伴奏者賞を受賞しながら、オペラ、オーケストラ、そして様々なソリスト、歌手の伴奏を務めてきたそうです。


そんな今の時代にまさに活躍するスペイン音楽家のヒメノが手掛けた練習曲集。


ダンスも好きなのだと語るヒメノが、ラテン、ジャズ、ブルースのリズムを取り入れてクラシックとの融合を図り、そしてステージ映えもする練習曲を作り出しました。


スペインといえば、素晴らしい建築物と街並み。


バルセロナのこの計算された街並み。


そしてさまざまな建築様式。

ローマ建築に始まり、イスラム、そしてロマネスク、ゴシック、


そしてサグラダファミリアでお馴染みの建築家ガウディを代表に、モデルニスモ建築。

まさにクラシックとモダンの融合。


様々な要素が織りなす魅力、優美な空間。


ヒメノの音楽にもそんな空気を感じながら、美しい建築物を観ているような雰囲気に浸ります。


私がこのヒメノの作品『リズムエチュード集』を知ったきっかけは、当教室の誕生と成長における心の師、藤拓弘先生が紹介してくださっていたことから。



そんな魅力溢れる作品の中から「ルンバ・ボレロ」をご自身で選び、発表会の曲にと持ってきてくださった生徒様は、今年5度目のご出演。


今年6年目の夏を迎えました。


2018年秋も深まる頃、それこそ、だいしホールにて開催した発表会の余韻がまだほんのり残りながら、年の瀬の足音を感じる頃、生徒様からお問い合わせいただいたことを思い出します。


憧れの曲、70歳までにやり遂げたい曲、様々な野望と夢を抱きながら、ピアノと真摯に向き合い、生徒様が心に寄り添える音楽を一つ一つ手にとって、今日までピアノライフを共にしてきました。


ショパンに始まり、ドビュッシー、そしてプーランク、バッハに熱高まり、そして再びショパン、そしてフォーレ、現代のクラシックを代表するカプースチン・・・

それこそバッハは旧約聖書のように今もずっとレッスンにて向き合っておられます。


バロック音楽を常に学びながら、ロマン、印象派、現代へと様々にその時代の音楽と作曲家の作品の魅力に触れてこられて、今、ヒメノへ。


大人になって再開したピアノ。


生徒様にとって、挑戦と愛と憧れと学びにいつも彩られている気がします。


そしてそれを私も受け止めてパワーをいただいています。



今回も素晴らしい体験となるはず。


今日まで歩んできたピアノライフの感動と学びに私も感謝をして、6度目のステージのその日まで精一杯サポートしてまいります。



今日も素敵なピアノライフを!



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