発表会の曲《13》
2024年8月18日
夏の折り返し。
お盆休み明けの3日間のレッスンを終えました。
レッスンがある方がやはりオンオフがあって、心身ともにメリハリがあり安心します。
皆様の発表会へ向けた心の波を受け止めながら、土曜日レッスンを終えました。
さて発表会の曲紹介ようやく4分の1を過ぎたところです。
13回目の今日はしばらく続いた発表会2度目のご出演者最後のご紹介です。
〜♫45名のご出演者と私の演奏曲目を、発表会当日までの間、定期的にご紹介してまいります。
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毎週、月・水・金・日曜日を目安に
ご紹介してまいりますのでお楽しみに。
尚、お申し込み時点での演奏曲目ですので、
当日変更となる可能性もございます。
ご了承くださいませ。
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リチャード・クレイダーマン
秋のささやき
リチャード・クレイダーマンといえば、「渚のアデリーヌ」。
日本でも一躍有名となったピアニスト。
そう、ピアニストとしては新しい形でのデビューを飾っている方です。
どちらかと言うと、キャラクター的なミュージシャン、アーティストというイメージ。
リチャード・クレイダーマンは、持ち前のピアノの才能で、パリ国立音楽院を首席で卒業しています。
卒業後はポピュラー音楽へと道を選び、ミュージシャンのバックでオーケストラと共にピアニストを務めていたところ、腕前を認められて、ある“新しいキャラクターによるピアニスト”を探すオーディションへとオファーがあり、そのオーディションにて選ばれた存在。
音楽性、テクニック、そして容姿、共に優れていたのがリチャード・クレイダーマンだったという。
うんうん、若い頃のリチャード・クレイダーマン。
作曲家ブラームスが若い頃にどことなく似ているハンサム。
そのオーディションにて、選ばれた人には、芸名“リチャード・クレイダーマン”、デビュー曲は「渚のアデリーヌ」とあらかじめ決まっていたという。
なので彼の名前は本名ではないのですね。
エンターテイメント性と魅力的なルックスを兼ね備えた腕のあるピアニスト
日本でも「渚のアデリーヌ」が有名になっていますが、最初に日本で彼の名が広まるのは、1981年シーボン化粧品のCMのBGMに使われた「愛のコンチェルト」がきっかけだっとのこと。
そして同じ年に放送されていたテレビドラマ『愛の滑走路'81』の主題歌として起用され、彼の初期のヒット曲となったのが「秋のささやき」
ピアノ愛好家にとっても、一度は弾いてみたい名曲と彼の存在感が根付いたことは間違いないですよね。
私も「渚のアデリーヌ」は、高校生の時にクラスメイトが音楽室のピアノで自身のテッパン曲のように奏でてくれたのが印象的で、楽譜を探したことを思い出します。
そしてリチャード・クレイダーマンと共に私が憧れたのは白いピアノ。
今でもインテリアとして置いてみたい憧れのイメージです。
さぁそんな彼のヒット曲「秋のささやき」を発表会に選ばれたのは、昨年に続き二度目のご出演となる生徒様。
ご縁あって当教室にてレッスンを始められ今年の夏で3年目を迎えました。
一昨年の発表会は、一生徒様として客席にて皆様の演奏を聴いてくださったお一人。
「来年は自分もご出演者側に」と思い描き迎えた昨年の初出演。
練習との向き合い方
本番との向き合い方
自分の心との向き合い方
多くのことを一度のその発表会で体験されたことと思います。
そこから改めて練習の仕方や、演奏の仕方をレッスンを重ねながら見直し、一生懸命にコツコツと“ピアノを弾くということ”に磨きをかけておられます。
その姿は私にとって、やり甲斐と刺激を感じる大切で有難い光景。
まだまだ上手になっていける、と背中を押したくなります。
今回の曲も、右手の技巧的な部分、左手の和音の分散など、新たなテクニックと向き合う大切な練習の機会となっています。
そして最後は、本番を迎えること。
二度目の舞台も、また大きな収穫があることを信じています。
素晴らしい1日を迎えられるよう私も最後までサポートしてまいります。
それでは今日も素敵なピアノライフを!
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