笑顔と心
2024年7月8日
本日レッスン定休日。
本格的な梅雨空と雨予報です。
傘が必須なのに、金曜日に学校に傘を忘れてきた子(息子)が一名。
そして傘を新調した娘は雨の日を待ち侘びていたので、ルンルンです。
昨日は雨は降らず、急に思い立って白山神社へ。
一度も足を運んだことのなかった七夕風鈴まつり。
夏休みまで指折り数えていたところ、気づけばあっという間に2週間後に。
夏らしいことを、色々考えてはわくわくします。
海にはいつ行こうかな?と予定と天気予報を睨めっこしながら。
そんな夏休み前、最初に訪れるのは来週末、娘たちの歌とピアノの発表会。
昨日は、自宅のピアノで、ギャラリーという名の私たち家族の前で娘2人それぞれ、当日に着る服装で演奏を披露してくれました。
その後、主人から舞台への登場の仕方とお辞儀についてレクチャーが始まり・・・・
お辞儀といえば息子だ、といって空手の演武の前にやるお辞儀の丁寧さを見本に褒め称えてみたり。
私からは、とくにあれこれ言わず、
とにかく笑顔で、少し上を見てね
これ。
私が子供の頃から苦手な部分だったのです。
同じようにピアノの発表会が近づいてきた頃、家で家族の前で弾く場を設けてやるなんてことは全くなかったのですが、当時の先生から、よく登場の仕方とお辞儀について教えられました。
「下見て歩かないのよ。お辞儀をする前に一度止まってから、丁寧にお辞儀をして。ほんで笑顔よ♬」
今も恩師の話し方のまま、言われていた時の姿が目に浮かびます。
ですが、そんな私はやっぱり演奏に対して真面目すぎたのでしょう、舞台への登場の仕方、お辞儀も、まだまだといった感じで、自分で自分にダメ出しでした。
そもそもが人前に立って話すことや、相手の顔を見て話すことが苦手な私でしたので。
そして見られるということも。
なので、発表会なんてまさにそんなシーン。
お辞儀を終えて早いところピアノに座って客席に対して横を向いておきたい!
そんな気持ちもあったのでしょうか。
それでも私なりに舞台へ上がるたびに、自分の心の成長と共に改善していったのだと思います。
そして自分の演奏に対して信じる心を持てるようにすることもリンクして。
その点においては、この6.7年の話だと思います。
そして笑顔を作ること。
数年前に読んだ本から、知ったこと。
《笑顔を自分で作ること》
嫌なことがあった時、ナーバスになっている時こそ笑顔!
確か、私の当教室の足取りにおいて大切な存在、藤拓弘先生の書にも綴ってありました。
辛いことや
嫌なことがあったときこそ
鏡を見て口角を上げてみるんです。
すると、ほんの一瞬でも
不思議と心が晴れます。
これは、本当に効果的です。
実際に口角を上げると、癒しのホルモン[セロトニン]と、チョコレートを食べたときに出る幸福感[エンドルフィン]という神経伝達物質が分泌される、と。
私はお花を見た時にも笑顔になれます。
↑末っ子次女撮影。上手に撮れてます。
ナーバスになる時、考え込むことがある時、鏡を見て口角を上げてみることが、私は増えました。
これは本番も一緒だな、と。
舞台に上がった瞬間、表情に出せているのか確かな自覚がもてないでいるのですが、本番直前、腹式呼吸でメンタルと集中を整えた後、口角をぐっと上げています。
そして、「ありがとう。」と称えること。
「ありがとう」という言葉は、本当に良い言葉だと思っています。
言われても嫌な気のしない言葉。
私は、結構スーパーへ買い物に行ってもレジの店員さんからお釣りやレシートを受け取るときに声に出して「ありがとうございます」と言ってしまいます。
皆様はいかがでしょうか。
笑顔になること。
笑顔にすること。
そしてそのために、心を感謝の言葉で満たすこと。
あと私に足りないのは、素敵な姿勢。
これだけはまだまだ課題だらけです。
もっと全身を鏡で見た方が良いのかもですね。
笑顔と心は、いつもリンクしている。
演奏する時、演奏だけでなく、大切なオーラ。
演奏のために、作り出すオーラ。
演じるということも大切なのかな、と思いながら、私も日々精進中です。
とりわけ客席に向かって、正面を向いて演奏しない私たちピアノ弾きは、苦手な方も多いのでは?
なんて決めつけていますが、どうでしょう。
立ち振る舞い。
表情。
日頃から意識しておくことで、演奏に関わらず心の持ち方が日常の大切なバランスを作ってくれるのかもしれません。
笑顔。
笑っているって大事。
そのために楽しいことを考えたり、面白いことを思いついたり、目に留めたりすること。
いつも笑いのある空間が好きな私は、本当は得意な分野なのかもしれませんが、足りないのは自信なのでしょう、と思っています。
夏の風物詩、音色や空気に触れてまたリフレッシュを図れた休日。
明日からのピアノライフにまた彩りを与えたいです。
それでは皆様今日も素敵なピアノライフを!