​感謝と喜びに溢れた時間

2024年7月7日



七夕の朝。

新潟市は明るい空で迎えました。


昨日の土曜日レッスンは、最終までひと息つく間もなく、9:15から18:00過ぎまで流れてゆきました。


中でも、お二方、お休みを挟んで1ヶ月ぶり、2ヶ月ぶりにお会いする生徒様とのレッスンもありました。


お一人はひと月挟んでのレッスン。

兼ねてより決意されていた発表会のお申し込みを正式に受け取りながらスタートしたレッスンとなりました。


そして佐多岬産の灘オレンジをいただいて。


大きな大きなオレンジ。

和製グレープフルーツだそうな。

最近スイカに明け暮れていた我が家なので、柑橘系に気持ちもリフレッシュされました。

美味しくいただきます。

ありがとうございます。


久しぶりのレッスンは、また課題が盛りだくさんでした。


そしてお休みの間に、手を痛めて、受診されたとのこと。


サムネイル
 

​え〜手がこのまま調子悪くなってしまったら・・・
私の生活からピアノがなくなるなんて、
と絶望的になって。

と話してくださった生徒様。


当教室のレッスンに通い始めて1年数ヶ月。

生徒様のピアノライフは、ご自身だけでなくご家族と共に彩られ続けていることを感じています。

来週末は武道館までご家族で角野隼人さんのコンサートに行かれると⭐︎

素敵〜羨ましい♬

幸い、手の痛みには原因が分かり、対処しながらピアノに向かわれています。

そんな風に、ピアノライフの存在が生徒様の心の潤いと充実に繋がっていることに、私も嬉しく有り難く思った瞬間でした。

これから濃い3ヶ月のレッスンライフが始まるな、と私もまた気持ちを上げました。



そして昨日の最終時間にてお会いした生徒様は、2ヶ月ぶりのレッスン。

プライベートにて大事な節目があり、その間の心と時間との切り替えに合わせてピアノをお休みとされていました。


気づけばレッスンに通っていただき、今年の夏で12年となる生徒様。


長く長く続いてきたレッスンライフ。


この2ヶ月のお休みの間、まったくピアノから離れていた、とのこと。


不安も抱えながら迎えたレッスン再開日。


近況とそこに合わせたご自身の感情を伺いながら始まった久しぶりのレッスン。


思った以上に、鍵盤をなぞるうちに蘇ってきた感覚がありました。

生徒様もそう実感されたはず。


実は生徒様とのレッスンで、ここ2年ほどの間、改善していた練習の仕方があります。


それは楽譜を見ながら弾くこと。


鍵盤を見るタイミングの改善。


それがここにきて、功を奏したのだという実感。


続き記憶


のような感覚。


最初はたどたどでも、鍵盤をなぞってゆくうちに、指は覚えていたのです、動きの感覚を。


視覚的な記憶を伴わずに覚えた感覚は、やっぱり自転車をこげるようになった時のように残るのです。


生徒様とそれを実感して、また空白と停止を経て再開したピアノライフ、そして気づけばもうすぐ13年目に突入するレッスンライフに、大きな感謝が溢れました。


いつも温かな空気で始まる生徒様とのレッスン。

生徒様のお人柄あって作られた空気感。


時々、想いが溢れている時、メールにて伝えてくださることがあります。

昨日の夜も、そんな風に2ヶ月ぶりのレッスンを迎えて、そして終えてみて、メールにてご自身の想いが深く温かに綴られていました。


続いてきた12年を想い、なぜか私も胸が詰まりながら読んで。


足踏みな時も何度もあったレッスンだと想います。

そして今回のように、休止や停止、空白もありました。


それでもどんなに環境や感情の変化があっても、生徒様が変わらずにレッスンライフを選び続けてきたこと。


生徒様にしかないピアノという特別な時間への感情がおありだと思います。


そしてもちろん、ここ数年でこうしてピアノを弾くということに良い形を求めて向上を図ってきたことが、月日を経て実ったこと。


喜びと感謝に溢れました。


これから始まる13年目のレッスンライフが、また生徒様らしく彩られてゆきますよう、祈ります。



それでは皆様今日も素敵なピアノライフを!