妥協するところとしないところ
2024年7月6日
7月最初の土曜日レッスンは、12名の生徒様と満員御礼です。
明日は七夕。
この梅雨時期に綺麗な夜空を見れたことってあったのかな?と、ふと思いました。
昨日午前から夕方まで1日詰まっていたレッスンを終えて、外へ出ると、コットンフラワーのような雲の広がる空でした。
1日1日のレッスン、生徒様それぞれに気持ちの入り方や向き合い方が違います。
とりわけ今は発表会に向けていよいよ本腰を入れて向き合われる生徒様の姿が増えてくる時期ですが、もちろんご出演されない生徒様もいらっしゃるので、日常に寄り添ったレッスンと、目標を掲げたレッスンのあるピアノライフが、毎年のことながら私のメンタルやエネルギーにバランスを与えてくれています。
大人のピアノレッスン。
楽しく弾きましょう♬
弾ける喜びを♬
と上べだけで語ってしまうと、「まぁいいんじゃない」と妥協が出てしまいます。
レッスンにおいて、ピアノ演奏において、生徒様とどこまで求めてゆくか。
生徒様それぞれにピアノへの憧れと想いがあります。
その想いのまま熱心に取り組まれる方と、なかなかその想いと現状が釣り合わずに向き合われる方と、それぞれです。
簡単にまとめるならばその方それぞれの性質があること。
どうやると上手に弾けるようになるか
漠然とした言葉ではありますが、技術的なことも、精神的なことも、時には理論的なことも、そして想像力、生徒様の熱量や力量、そして想いをうまく受け入れながら、それに見合った求め方とアドバイスに努めます。
妥協することもあれば、しないで追求することもあるということ。
常に駆引きをしながら、生徒様のそれぞれの姿と現状に向き合います。
大人になって習うピアノだって、
いつまでも憧れをもつことが必要、だと思います。
どんな風にしたらあんな風に弾けるかな?
その導きや手助けをします。
それでもその温度差は生徒様それぞれ。
本当〜・・にそれぞれです。
そこに向き合うためには、やはり《人に興味を持つ》ことと《人が好き》なことが備わっていないと、大人だけのピアノレッスンは充実できないんだ、とここ数年でつくづく思います。
私が続けてこれた理由はそこなんだ、と改めて思います。
生徒様それぞれの日々の暮らしと共に感じたことや出来事、そして想いや価値観に触れて、お人柄に触れている時間が、私の心も彩ってくれることを知ったので、こうして続いています。
今月はご入会の空きを待ちながら新しくスタートされた生徒様、そしてこれからご縁あって体験レッスンでお会いする方がいらっしゃいます。
今月を持って一旦、レッスンのお問い合わせ、体験レッスン受け入れと対応は発表会前突入につき停止いたします。
この日までに繋がることができたのもまたご縁と奇跡。
年々、出逢える方とのタイミングに意味を感じるようになりました。
それもこれも全て通ってくださり繋がってきた生徒の皆様のおかげ。
ありがとうございます。
すっかり8年目に突入している毎月購読中のYAMAHA月刊ピアノから、一昨日素敵な贈り物が届きました。
これは嬉しい〜。
今までで一番嬉しい月刊ピアノからの贈り物でした。
早速昨日からレッスンルームに取り付けました。
教室に好きを集めるのもまた私の大事なレッスンライフの充実と潤いです。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!