音楽で心を繋ぐ
2024年7月4日
本日もどんよりの梅雨空。
昨日からじっくりと雨が降り注いでくれました。
それにしても疲れやすい気候です。
昨日レッスンにいらした生徒様。
急なお休みを挟んで3週間ぶりとなった先週のレッスンにて、一時停止気味だった練習への不安も、この1週間でほいっと吹き飛ばしてくれたかのように進歩を見せてくださいました。
7月に入り、やはり気持ちが前へ押されている空気感。
生徒様それぞれに実感しています。
そしてコレ。
用意してみました。
譜面台の横に置いてる鉛筆たち、今日からこれに収納してみます。
そしてやっぱりピアノには赤。
さて昨日は、兼ねてよりある生徒様が自身のお母様の誕生日に向けてお母様の好きな美空ひばりの「川の流れのように」を練習しており、先週末のお誕生日に合わせて動画をお送りすると決めておられました。
昨日はご連絡のきっかけと共に、その計画を無事に実行されたお話と、お母様の反応、そして送った動画を私にも観せてくださいました。
喜んでくださったとのこと。
感動してくださったそうで⭐︎
大人になってピアノをゼロから始められた生徒様。
今年で3年目のピアノライフ。
こういうカタチでご家族と繋がることができるピアノの存在。
私が大人のピアノレッスンをさせていただくきっかけをいただいた時、一番最初にやり甲斐を感じたのが、《誰かに想いを届けるために演奏をする》ことのお手伝いをしている時でした。
私は子供の頃からピアノを続けてきて、誰かに演奏を披露するというのは、自分のためや、与えられた環境(演奏会など)との巡り合わせで行うものだと思っていました。
その環境にてお客様のために。
そして自分自身の飛躍と向上と学びのために。
想いを届けるために、言葉でなくて演奏で伝えること。
複数人から大勢の前で演奏することだけでなくて、特定の誰かのために演奏を届けること。
これまで、生徒様のご結婚式やプロポーズにて奥様やご主人へ想いを伝えること、ご家族やご友人の誕生日やご結婚への祝福、そしてご両親への感謝・・・・
レッスンに通ってくださる生徒様の様々な想いのシーンに出合わせていただきました。
言葉で全力で伝えるのとはまた違って、
想いのままの言葉がなくても、
心を繋ぐことができる音楽。
楽器が演奏できるって、嬉しいことだなぁ、と改めて思ったこと。
大人のピアノライフに寄り添うようになって、最初に喜びを感じたことでした。
そんな昨日は、また別の生徒様から、ストリートピアノにまつわる素敵なお話も聞くことができました。
只今あじさい祭りに合わせて、田上町の道の駅にピアノが設置してあるとのことで。
ご自宅からほど近いとおっしゃる生徒様、とある日にそのピアノを弾いてみて、弾き終えると、あるご夫婦に声をかけられ「他にも何か弾いて」とリクエストが飛んできたそうな。
それで、ご自身のレパートリーの一つとする抒情歌「椰子の実」を弾いて差し上げたそうです。
すると奥様の方が旋律に合わせて「椰子の実」を口ずさんでくださったそうです。♬
一期一会のその瞬間に、音楽を通して心を繋ぐことができたこと。
生徒様とは今年でピアノライフ11年目のお付き合い。
どんどん彩られてゆくピアノライフに、こうしたお話を聞けるとまた私も心が彩られます。
そしてきっとその日の道の駅で出逢ったご夫婦にも心の彩りをつくれたこと。
大人のピアノライフに寄り添えることは、本当に私の宝物と幸福に繋がっています。
音楽は人と人を繋ぐためのツール。
コミュケーションの一つとしても。
そして喜怒哀楽どんな感情にも心のエネルギーになること。
私たち人間に必要不可欠な音楽。
生徒の皆様それぞれに流れるピアノライフに、
改めて私も想いを込めたいと思いました。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!