継続とご縁
2024年6月28日
本日、午後から待ちに待った調律日。
レッスン時間が限られており、生徒の皆様へはご迷惑をおかけします。
昨日のレッスンはお一人お休みがありましたが、11名の皆様それぞれに充実した時間となりました。
発表会のお申し込みも、続々といただきながら。
朝一番の生徒様とは新しい曲決め。
そしてダンパーペダルのお話になり、踏み方にはダンパーの仕組みを分かっておくことが大切なので、ご一緒にピアノの中を確認しながら、
「初めて聞いたお話で興味深かった」
と帰り際に話してくださり、新しい曲への期待と喜びで教室を後にしてくださいました。
体調を崩されて3週間ぶりにお会いした生徒様とは、改めて練習中の曲へ気持ちを立て直しながら。
練習もレッスンも空いてしまうと不安が募りますよね。
今確かな練習内容と向き合い方は何か、考えながら、そして「信じる」ことを忘れずに・・と願い、ご一緒にピアノへ向かいました。
子供の頃から長年染みついた、ハイフォンガー奏法ぎみの生徒様とは、曲が難解になればなるほど、その指の使い方がデメリットになることを確認しながら、ご一緒に鍵盤と指へ向き合い・・
ある生徒様は、レッスン終わりに、我が息子の空手の成長とその進捗を気にかけて話してくださったり・・
こういったお話をできるのも大人のピアノレッスンの有り難さです。
いつも帰り際に「先生のブログいつも見てます。癒されてます。」と話してくださる生徒様。
お忙しい日々でもピアノを続けること、限られた中でが自分らしく向き合うことをいつも私からエールを送っています。
そして、
「発表会は・・うーん。」
と背を向け気味だった生徒様が、今年の春の弾き合い会にて演奏された曲をずっと練習し続けていらっしゃるようで、
「その成果を実感できたら、出演しようかな。」
と気持ちがもう一つの方向へも芽生えていることをお聞きできました。
嬉しい。
「ピアノのレッスン、どうしようかな・・・」
と今後を悩んでいらっしゃる生徒様、
「もう一月頑張ってみようかな」
と話してくださったり・・・
そしてそして長く通う生徒の方々、迷うことなく発表会へと心を向けて、向き合う今。
ご自分で選んだ一曲は、とにかく特別な一曲。
深いところまで、演奏と向き合い、そして心と向き合い、10年を越えてこうして続けてくださるそれぞれの姿には、どんな背景と想いがあるのだろう・・・
と、こうやって振り返っても、うまく言葉にすることができません。
ただ、ひとつ言えるのは上達や相性ということだけでなく、いろいろひっくるめてご縁なんだ、と思っています。
レッスン最後にいらした生徒様は、およそ3ヶ月ぶりにお会いした生徒様。
発表会のご出演と曲を決めて、挑むのはおそらく4年前に弾いた「Longing Love」
まだ少し流れは辿々しいところではありますが、ちゃんと数年前の感覚がのこっていたこと。
帰り際に、
お仕事柄、毎月はコンスタントにお会いできな生徒様。
それでも気づけば、今年の春で13年目のレッスンライフに突入。
これまでたくさんの出逢いを通して、当教室が成長してきました。
予期せぬタイミングでお別れが訪れることも大人のピアノライフです。
昔はその度に、気を落としたりしている自分がいました。
でもいつからでしょう。
もう何年か前からは、
そういう縁だったんだ
ありがとう
と思えるようになりました。
そうすると必ずまた人との出逢いと繋がりが巡り回っていくんです。
長く通ってくださる生徒の皆様、ピアノライフの在り方や価値観、求めているものはそれぞれ違います。
継続もやっぱり、その人それぞれの人生と運命にあるご縁なんだと思って、接しています。
そんな彩り溢れた昨日のレッスン。
充実の疲れから、ささっとレッスンルームを整えて・・
消灯するときの空気感。
落ち着きます。
また明日があるこに感謝をして。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!