ピアノに憧れて、心支えられて・・
2024年5月22日
穏やかに朝を迎えました。
昨日は肌寒かったですね。
気温のアップダウンをまだまだ感じる季節。
身体の不調にも気を付けたいと気が張ります。
皆様はいかがお過ごしょうか。
昨日は生徒様から、大相撲を観に行かれたとのことで、お心遣いいただきました。
ありがとうございます。
国技館、私も入ってみたいなーと思う場所の一つです。
もうお一方、生徒様で、来週お一人で東京へ出かけるご予定の話を聞かせてくださいました。
それも叶えたい行動の一つ。
泊まりで、私も一人で東京へ、そして会いたい友人に会って、観光を堪能して・・今から家族によく話しています。
そんな昨日の生徒様。
実はこの春にレッスンを一旦辞めるとご相談があったのですが、結果的に続けてくださっています。
そして「発表会もやっぱり出ようかどうか…と考えてます。」と昨日はお気持ちの動きを話してくださいました。
「やっぱり出ないと・・練習にメリハリが出ないのもあって」
と。
嬉しい。
色々と悩まれて、それでもピアノへ通うことが生活の一部になってしまい、そして“やっぱり楽しいので”と。
ピアノに憧れて、ピアノの音色に癒されて、それでもピアノの前に座り鍵盤へと向き合う自分に心の葛藤を抱えながら、山あり谷あり、感情の波と共に、結果的にそれが彩りと潤いになっているピアノライフ。
そしてそこにはやはり、生徒様なりに当教室とのご縁と、弾き合い会や発表会を通して出逢う生徒様との縁と繋がりが、心の支えにもなっていたことと思います。
発表会に向けて・・・
温かくそして強く、背中を押してあげたいなと思います。
ありがとうごうございます。
そしてもうお一方、先日初めてご参加してくださった交流会を経て、《発表会ご出演》に気持ちをしっかり傾けられたご様子で、昨日のレッスンでお話してくださいました。
曲についてのご相談も兼ねて。
初出演。
これもまた嬉しい。
必ず素晴らしいご経験になると思っています。
そして、その後のレッスン時間にてお越しくださった生徒様とのこと。
今年の発表会の曲を決められ楽譜を生徒様がご用意くださり、レッスン終わりに私が初見でざっくりと模範演奏をしましたら、ぽろぽろぽろぽろと涙を流されていた生徒様。
いつものように明るく楽しくレッスン時間を過ごしていた最後に、生徒様が話してくださったのは、この1週間の間にあった辛い出来事。
その想いが、ピアノの音色と音楽と共に溢れていたこと。
私が意図的に引き寄せた空気ではなく、ピアノと音楽の力が引き寄せた感情。
日々過ごしている中で、毎日お会いする生徒様一人一人の日常があり、出来事があり、感情があります。
今週はどんなふうにピアノに向かえたかな?
それとも向かえなかったかな?
いつもさり気なく会話と共にそれを伺える時もあれば、伺えずに始まるレッスンの時もあります。
それでも生徒の皆様それぞれに今日この日のレッスンを、時間を、ピアノの音を、もしかしたら私との空気感を、時間を割いて求めて来てくださっていること自体に、温かく受け入れる気持ちだけを忘れないようにしたいな、と思いました。
「なかなか、練習できてません」の言葉が続いていた生徒様が、昨日のレッスンでは、「前回のレッスンからなるべく練習していました」と、それをしっかり感じさせてくれる進歩があったことも。
帰り際に、
「先生のブログ、毎日楽しみにしてます」
と話してくださったこと。
ある生徒様とは、もうすぐレッスンライフ8年を迎えることを共に実感しながら、
と、お話くださいました。
幼稚園教諭でいらっしゃいます。
小さな一歩かもしれないけれど、続けてこられた証。
「子供の頃に8年は続かなかったピアノ・・」と話してくださったこと。
そしてその帰り際には大切なご友人が若くして闘病生活に向き合っているお話を聞かせてくださり、胸が痛みながらも生きることについて深く話し合ったほんの数分間。
皆様それぞれに繋がる人と環境と想いがあること。
その暮らしの中の一部に、ピアノレッスンの時間と空間を通して、私が触れていることがまた特別で大切な瞬間です。
それでも皆様同じなのは、ピアノを弾く姿に憧れていること、そしてピアノの音色や音楽に心支えられていること。
十人十色の人生とお人柄を味わいながらも、向かう根底が一緒なことに、どこか嬉しく心地良くなります。
ありがとうございます。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!