春の弾き合い会vol.④

2024年5月2日

明るい光で迎えた朝。

5月は教室のスケジュールや家族の予定で充実したひと月となる予感がしています。

さて・・・

昨日は、今年の春の弾き合い会4回目。

最終回となりました。

10名の生徒様にご参加いただきました。

気づけば、これまでの3回は、5年以上、10年以上通ってくださる生徒様が目立っていたのですが、今回は2020年以降に通ってくださっている生徒様が大半でした。

初めまして、の方も、昨年ご一緒されている生徒様もいらっしゃりながら、最終回の昨日も、温かな空気が流れていました。

比較的・・・・？？

これまで4回にわたって開催してきた弾き合い会の中で、緊張の様子、真面目な様子が1番演奏に伺えた回だったように思います。

最後の日も、順番を決めて始まった弾き合い会。

それぞれの自己紹介にもお人柄を感じながら。

✴︎数十年前、偶然に出逢ったお隣さんから聴こえるピアノの音色と、その時から持ち続けている楽譜のお話・・

✴︎これまで子供達には上から目線だった自分…たくさん失敗をする姿も子供達に見せたい・・

✴︎目的や目標をもつことの充実、発表会や弾き合い会もだけれど、定期的なレッスンもその一つとして・・

✴︎音楽を通して一期一会と共に心を繋ぐ体験・・

✴︎いつも暮らしに寄り添ってくれる音楽のお話・・

✴︎1年前、この弾き合い会の様子を見て、素敵な教室との出逢いに結びついたこと・・・

皆様それぞれのお話が、どれもうんうんと深く頷くものばかりでした。

そんな昨日は、唯一、1番長く通ってくださっている方…当教室のレッスン12年目を迎えられた生徒様の言葉と演奏に、深く想いを寄せるものがありました。

9年前の発表会で演奏した曲にもう一度向き合って、昨日の弾き合い会で演奏してくださいました。

何年経っても、やっぱり良い曲、好きだなぁ。
ずっと弾けるようにしておきたい。

といつかのレッスンで話してくださっていた生徒様。

「何年経っても、なっかなか上手に弾けるようになるりませんが・・」

とおっしゃって、昨日は弾き始めてくださった生徒様。

11年前、初めてご出演してくださった発表会での生徒様の姿、表情、演奏、今でも鮮明に思い出します。

とりわけ緊張しいで、ご自身もそう自覚されながら、こうして人前で弾くことに挑戦し続けてきたこと。

何年か緊張と共に向き合う自分と失敗や達成を繰り返して、いつの日か本番に対するご自分の演奏との向き合い方を掴むことができるようになりました。

昨日の演奏も・・・

9年前の発表会を思い出しながら、確実に上手になり、人前での演奏において自分を信じて向き合う姿が私には感じられました。

皆様がそれぞれに抱く感情がありながら、こうして周りの生徒様の姿や言葉に託した想い、そして演奏を通して、刺激を受け合い、自分らしく音楽と向き合って、たくさんの経験を通して、挑戦することも失敗することも、頑張ることも、そして喜ぶことも、全てが素晴らしい糧になることを願って最終回にて、皆様へ締めくくりの挨拶をさせていただきました。

初めて？だったような…最後の挨拶で皆様から拍手をいただきました。

あぁ、今年も温かに春の弾き合い会を無事に盛会にて終えられたことに感謝が溢れました。

終わった後、すぐにLINEをくださったのは、やはりレッスン12年目の生徒様からでした。

お返事をした後、

長く続けられてきたきっかけ。

長く続けられた証。

また次へと繋がる想いに、私も温かくそして熱い気持ちになりました。

そして昨年初めて弾き合い会に参加されてからの2度目のご参加を迎えられた生徒様から、

有意義な時間。

そして感謝すること。

私も本当に同じ気持ちでした。

最後の最後、改めて今年もまた素晴らしいレッスンライフが流れてゆくことを実感いたしました。

ありがとうございます。

今回、生徒の皆様と私が演奏した曲目をご紹介します。

ワルツ第17番遺作 /ショパン

愛を奏でて /エンニオ・モリコーネ

ノクターン第2番 /ショパン

COSMOS /ミマス

ユーモレスク /ドヴォルザーク

愛のオルゴール /フランク・ミルズ

明日 /アンドレ・ギャニオン

ウィーアー！ /きただにひろし

旅立ちの日に /坂本浩美

ピアノソナタ第8番“悲愴”第2楽章
/ベートーヴェン

献呈 /シューマン(リスト編曲)

♬ちなみに今年の弾き合い会で私が演奏したのは、

ポル・ウナ・カベーサ
えんとつ町のプペル
クープランの墓より、トッカータ
COSMOS

の4曲でした。

午後から通常通りにレッスンをしながら、ふと思い出した父の誕生日。

今日5月1日か！

最後までレッスンが入っていたので、今から駆けつけて間に合うケーキ屋さんは、あそこしかない・・

と思い…