​組み立て練習する

2024年4月30日



4月の最終日。

今日から3日間は通常通りレッスンです。

明日は最後の弾き合い会を予定しております。


いよいよ発表会モード。

私も気持ちを完全に180℃切り替えるところまできました。


練習にコツコツと、考えながら向き合うこと。


先日、読んでいたピアニスト務川慧悟さんのインタビュー記事。


年明けから今月まで、ラヴェルを練習していたり、昨年から年明けにかけて生徒様とラヴェルのレッスンをしていたのもあり、務川さんの演奏を気に入ってよく耳に馴染ませていました。


サムネイル
 

​僕は、基本的には家で一人で弾いていても幸せですが、成果や目の前の演奏会がなければ、どんなに好きでも「明日でいいか」となってしまうタイプなので・・・


務川さんもそうなのか〜

うんうん、分かる。

と想いながら、務川さんのピアノの学びへの愛と情熱を感じて読み通しました。


皆様はいかがでしょうか。


私も、自分一人で弾いている時間がとても好きです。

まだまだやってみたい曲に対して課題とたくさん向き合いながらも、「ピアノが弾けて良かったなぁ」と思うことがたくさんです。


だけれど、励みや上達に繋がるのは、「成果」を求めるとき。


これから、当教室も多くの生徒の皆様がその目的と環境の波に乗ります。


良い演奏、納得のいく演奏、自分らしい演奏を求めて、練習への課題を見つけながら向き合うこと。


そこに期限を決めて、向き合うことのメリハリが心の充実となること。


私も1ヶ月単位と1週間単位で、目標達成の線引きをして練習と向き合います。


今のレッスン環境では、暗譜までもっていくには、大曲ひとつまでの尺が私にとっては限界なので、他の演奏の目的があるときには、選曲やその匙加減をよく見極めて、向き合います。


そして諦めることも大切にして。


やらなくちゃ、

ではなく、やらない、と決める日をつくること。


達成への期限を小さく決めながらやることで、ナーバスにならずに自分を程よく縛ることができます。


やらなくちゃ!

となると、質の悪い練習になりかねないことも。


何事も組み立て練習すること。


それもこれも、成果と目的が、目の前にあることのおかげ。


そして、程よく縛りつつも、最後には「これでいっか」と甘く見ずに、自分の最大限を求めること。


成果を求めることの素晴らしさ。


生徒の皆様とこれからの5ヶ月半ほど、大切な時間を積み重ねてゆきたいと思います。


昨日は、家族で群馬へ。


新緑の季節がとにかく心地良かったです。



ガトーフェスタハラダのラスクが好きすぎて、最後に工場見学に寄って。


完全に私が行きたいだけの場所を家族へ提案・・・・



良いリフレッシュと刺激になりました。


今年も発表会の後に旅行を計画します。


そうやって自分への目的に対してのご褒美や、多忙期間に家族へ多少なりとも抱く罪悪感への労いを形にすることも、大切な目標設定のゴールのひとつとしています。


今日から私もまた気持ちを入れ直して、発表会の練習に向き合いたいと思います。



今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!