自他への想いとセンス

2024年4月16日



4月も折り返しました。

本日、空きなく12名の生徒様とレッスンです。

お休み明け、弾き合い会前、練習確保は期待できないので、ピンポイント練習に留めたいと思います。


昨日は予定通りにエアコンのお掃除、そして窓とその周りを磨いていただきました。

お掃除日和なお天気でした。


待っている間、いよいよ書き終えたのが62名の生徒様お一人お一人のカラーとイメージ。


そしてあれこれ目標設定など書きものを終えて、もう少し時間があったので、本棚から久しぶりにこちらの本を手に取って。

西洋クラシックの音楽家たちの生涯をかつて過ごしていた家の写真と共に綴られた一冊。


10数個の家を持っていたモーツァルト、

80回以上引越しを繰り返した放浪人生と共に芸術を生み出したべートーヴェン、

一人暮らしの期間はほとんどなく生涯借り暮らしだった歌曲の王シューベルト、

離れた祖国を愛し続けて、愛するサンドとの想い出の家で数々の名曲を残したピアノの詩人ショパン・・・


活字だけで綴られた伝記とは違ったリアルな情景を目に浮かばせながら読める音楽家たちの人生。

やっぱり特別でお気に入りの一冊です。


そして昨日は、繁忙期を終えた主人が休みを合わせてくれて、ちょっとリッチに…ランチへ出かけました。



年に1、2度あるかどうか?、こうした主人とのご飯時間。

子供達との環境がメインの生活はもうしばらく続くので、とても貴重です。


なんだかんだと子供達の話に次いで、仕事に対する意識や目標の話が出るのも主人と共通点があるからこその空気感。


先日のブログでもちらっと話題に出しましたが、

当教室の本格的なスタートは、主人が背中を押してくれたおかげ。


これといった意気込みを持たずに自然な成り行きで始まった教室が今も成長し続けて彩られているのは、生徒の皆様との多くの出逢いをつくってこれたお陰。


出逢いを多くつくってこれたのは、

私が、歩んできた道や培ってきたスキルあってこそではなく、


​持ち前のセンス

が、うまく重なったこと。


それは主人が昨日言ってくれた言葉。


「センスの良さと行動がドンピシャだったんだよ」


と。


それは真似して成功できるものではないこと。


そして何より自分にも、人にも、思い遣る心を発信し続けてきたこと。


音楽にもそう。

愛情と感謝を注いできたこと。


学びはそこに後からいつもついてきたこと。


様々な失敗やもどかしい想いもありながら、それを全てエネルギーに変えられたこと。


そしてブレなかったこと。


楽しんでいたこと。


人に恵まれていたこと。


音楽と人に五分五分で想いを注ぎ、受け止めてきたこと。


教えることをしたかったのではなく、

自分の培ったものを伝えたかったのでもなく、

音楽と人と心を通わす時間に喜びと幸福を求めていたこと。


主人からもらった言葉に、改めて“自分らしさ”を忘れずに、自分へも生徒の皆様へも想いを込めてレッスンライフを重ねてゆきたいな、と思いました。


これから当教室は生徒様一人一人のレッスンにおいて、自分と向き合い、曲と深く向き合い、濃い6ヶ月が始まります。


私も頑張ります!



今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!