左手の練習から

2024年4月14日



本日は朝から息子の大会。

お弁当の用意。

桜満開なこの日を都合よく楽しめたらなと思っております。


さて今日は片手の練習について。


譜読みが得意な方は両手で見てしまう生徒様もいらっしゃると思います。


そういう方へこそ促すのが《片手の練習》


両手では気付けない旋律の流れや重なりがあります。


そして左手の進行を聴くこと。


バッハなど、多声部にわたり旋律が重なり合う曲は、片手練習が必須で、むしろ両手の初見は難しさ大です。


そしてとりわけポップスについては、私はよく生徒の皆様に左手からの譜読みを促します。


左手のベースラインの進行、どんな伴奏パターンなのかを、拍子を刻みながらつかみます。


そして上級者さん以外には、私が右手を奏でるので、それに合わせて左手を弾いていただき、拍子に乗って右手を聴きながら、両手の重なり方をつかみます。


メロディが分かる右手からやっぱり練習したくなるのが殆どだと思うのですが、その曲の雰囲気や世界、そしてノリ、テンポ、表情づけを大きく促し決定してくれてるのは左手です。


左手は指揮者のような存在。


メロディラインを色んな視点で彩ってくれる左手。


そして、だからこそ楽譜を見て弾けるようにすること。

鍵盤の景色で暗記型になってしまっては、それが難しくなり、上達にも限界があります。



クラシックもワルツやポロネーズ、左手にその音楽特有の典型的なリズムがある時もやっぱり左手の練習が大事です。


左手。

ピアノの醍醐味、魅力を知っているからこそ両手で弾きたくなるのですよね。


一人の練習ではなかなか乗らないな…というときに、レッスンで私と一緒に練習してみたり。


ピアノは左手があってこそ音楽の流れが変化してゆくことをぜひ忘れずに♬


教室の玄関においていたフレーム。

ずーっと前の教室の時から使っていたものだったので新調しました。


気付けば4月が折り返そうとしています。


火曜日からまた素晴らしいレッスンライフを願って……

今日も素敵なピアノライフを!