憧れて、感謝をして、喜ぶこと
2024年4月12日
新潟市も桜が満開ですね。
しっかりと春がやってきたんだと実感しています。
私事ですが…
「いつもありがとう!」
昨日は結婚記念日だった…
と主人からの労いで気付かせてもらいました。
「いつもありがとう」
この言葉が1番素直に嬉しい、です。
家族に言われること。
何度もこのブログで綴っておりますが、当教室の本格的な最初の一歩に背中を押してくれたのは主人。
これだけは、何かの節目を迎える度に「忘れてはならない」と感謝をしています。
さてそんな昨日は、ある生徒様に合わせて一冊の楽譜を眺めていました。
昨年末より通ってくださる生徒様。
バロック音楽がお好きなようで、今は、私も大好きなヘンデルの「サラバンドと変奏 ニ短調」を弾いています。
今年10月の発表会を視野に入れてくださっている生徒様へ、この『バロック名曲集』、上下巻あるのですが、ちょうど良い易しさで弾ける曲がたくさん詰まっており、生徒様にお薦めしたいところです。
「易しさ」
という言葉で、今日は、昨日のレッスンにてふと思ったことを書き留めておきます。
昨日も生徒様それぞれに《進歩》の見られる有意義なレッスンライフの1日でした。
その中で、お一人、先週のレッスンにて、生徒様の改善点である《手元暗記型》を何度も妥協せず指摘しておりましたが、昨日のレッスンにて素晴らしい進歩で演奏を披露してくださいました。
生徒様、どんな曲でも譜読み段階では、ところどころ音符を見ながら弾くのですが、ある程度のところからスラスラ弾けるようにならず、そこから“暗記”しようと鍵盤釘付けで一生懸命記憶を辿りながら弾きます。
手元からもう少し目を離して。
それはご自分の手の動きに自信を持つこと。
楽譜を見ながら弾いているほうがスムーズになるところは沢山あるのです。
それを生徒様に何度か実感していただいていたので、私からはしつこく、
「楽譜見て〜。私が(生徒様の)手元を見てるとちゃんと確実な位置に指がいっているので、手元へ目を落とさなくても大丈夫ですよ〜」
と、終盤はある意味メンタル的なサポートになっていました。
そんな極めつけの先週のレッスンから、昨日。
70代の生徒様。
まだまだ上達を目指して、どういう意識や、どういうやり方で練習をするのかをしっかり考えてピアノと向き合う姿。
いつかのブログで綴ったことを思い出します。
大人になってピアノを続けること、上手になること、その秘訣について。
レッスンにて受けたアドバイスを素直に受け止めること。
昨日の生徒様ではないのですが、ある生徒様で同じく私にとって人生の先輩でもある方が仰っていた言葉を思い出します。
素敵な想いと意識です。
上手になりたい!
と思うのは皆さん一緒。
私も一緒。
そこには練習ありきです。
練習をしていないうちには実現できないこと。
その練習の積み重ねの中で、もちろん憧れること。
そして人と比べないこと。
それでも憧れること。
そしてレッスンを通して、弾けるようになる導きを心と手にして素直にピアノと向き合うこと。
そうすると、時間がかかることはあっても実ってゆきます。
それが喜びになること。
幾つになっても憧れること。
そして出来ること、向き合える時間や環境に感謝をすること。
そして練習と素直に向き合った先にある達成と進歩に喜びを抱くこと。
小さな一歩でも感謝と喜びを忘れないこと。
大人のピアノライフを長く結んでくださる生徒の皆様にある大きな要因、だと思っています。
皆様はいかがでしょうか。
昨日は、生徒様から教えていただいた珈琲屋さんへ豆を買いに。
教室から歩いて。
いつもお世話になる我が家の近所の珈琲屋さんがお休みだったので、昨日のレッスン合間に初めて寄りました。
待っている間にコーヒーを淹れて下さり、普段レッスンの日にはあまり無いほっと一息。
まだまだ当教室の周りに足を踏み入れていないところはたくさん。
今日はひと息の時間はなく11名の生徒様とレッスンです。
素晴らしいレッスンライフとなりますように!