​弾き続けている曲

2024ねん3月10日



明るい朝を迎えました。


それでもまだまだ空気は冷たいですね。


昨日の長女のステージ。

本来はお世話になるピアノの先生に伴奏をお願いするはずだったのですが、大学受験生中のご家族の都合で私が伴奏をすることに。

前もって安全策で私の伴奏となっていましたが、結果的に先生も会場へ来られることになり演奏を客席で聴いてくださり、それはまた娘にとっても心強く、良い機会となりました。


そしてなんと嬉しいことにシゲルカワイのEXコンサートグランドが弾けたこと。


やっぱり違いました。

上質な響き。


主役本人の娘は楽しく堂々と歌っておりました。


他の皆様の演奏から、やっぱり歌は良いな…と心が動きました。


プログラムに、いくつか挙がっていた谷川俊太郎と谷川賢作の親子による作詞作曲の作品。


もともと合唱をやっていた頃から谷川俊太郎の詞が身近で、そして単純に好きで、どこか懐かしさと居心地の良さも感じてしまいます。

加えて息子である谷川賢作の音楽の世界はとても好きです。



何度か客席で、心打たれて涙しそうになっていた私・・・


娘と違って歌声には何の自信もないのですが、音楽はどれも歌うことが根底にあるといつも感じています。


口ずさむだけで「うんうん♫」といって心を通わせられる感覚。



コンサートの最後にゲスト演奏があり、オペラ歌手の野口雅史さんの歌とトークも素敵でした。


3曲演奏してくださった最後の「千の風になって」。



サムネイル
 

​この歌を日本中の人たちに広めてくださった秋川雅史さん、いつかこの歌で共演したいなと願って20年間歌い続けています。


ユニークなトークで会場を和ませてくださいましたが、自分だけの想いがあって歌い続けている姿が素敵に思いました。



私が当教室の生徒の皆様に常日頃願っていること。



​自分だけの一曲を見つけて
生涯弾き続けること


来月弾き合い会を予定しておりますが、前にも弾いた曲やいつも弾き続けている曲でも良い、ということが私個人的には皆様への強い想いです。


今の曲を仕上げるためのタイムリミットにして自身に発破をかけてらっしゃる姿も見受けられますが、何よりも《自分の音楽への想い》を1番に描いてほしいなと思います。


この曲はずっと、こんな想いで、弾き続けている。



そんな一曲を見つけて、そして待ち続けてほしい、というのが生徒様一人一人のピアノライフへ願うことです。


そして私も自分自身に思うこと。





コンサート終了後、娘が自ら先生を探し求めて客席を見渡していた姿を見て、信頼を築けている様子に私もまた嬉しく心地良くなりました。

何よりそこが大事で。


上手になる、経験をする、それ以上に先生との空気感を自分自身が求めていること。


それは当教室でも同じ。

求め合いながら集まる空気感。


娘もまた楽しんで歌い続けてほしいな、と願います。



今日も素敵なピアノライフを!