​書くことで自分と向き合う

2024年3月1日




3月の始まり。

卒業、送別・・・

新たなスタートへと歩み始める時期。

寂しさと嬉しさと、喜びと感謝に溢れる3月ですね。



レッスンルームの発表会の写真コーナーを少し変えました。



写真を眺める度に、様々な出逢いがあり、人から人へとレッスンライフが流れて当教室が今日まで歩んできたことに想いが溢れます。


発表会へとドラマが始まるのももうすぐ、です。



そしてこちらも・・・


まずはスタンプを押して・・・

几帳面なところと大雑把なところがある私の性格ですので同じ作業が続くと、詰めが甘くなります…が、

生徒様お一人お一人のお名前は、それぞれの次の1年間のレッスンライフを想いながら手書きで記します。


その時間がなんとも良くて…♬



手で書くこと。


やっぱり大切にしたい部分。


教室開講当初を思えば、色々変わってきました。


ホームページもまだなかった当初、手書きのチラシを作ってポスティングしました。

その手書きのチラシの原本はいまだに捨てられず残してあります。


そして発表会のチラシも、6回目の発表会までは手書きでした。


第1回目の発表会はプログラムの表紙も手書き。

確か発表会のご案内も手書き。


ご入会申込書もレイアウトを手書きで。


そもそもがパソコンにうとかったというのがありました(汗)


そこから今も変わらず“書くこと”を残しているのは、お月謝袋のお名前と、日々のスケジュール管理と、そして自分の練習と生徒の皆様のレッスンにて楽譜に記すこと、ではないかな、と振り返ります。


昨日いらした生徒様が日記を何年も書き続けているとお話ししてくださいました。


前回のレッスンで“昨年の今頃って、何の曲をレッスンしていたんだっけ?”という会話になり、「私の記憶ではショパンの「雨だれ前奏曲」だったような…」とお話ししたら、ご自身の日記を振り返ってくださり、私の記憶がピタリと当たっていたようで、そのお話から知った生徒様の日課。




サムネイル
 

​始まりは、父の介護において状態を記しておくためにだったんだけど…
3年日記を買ったり、5年日記を買ったり…
天気とか、夜に食べたもの、ピアノの練習のことも書く日もあるし・・・、自分で書くことって大事よ。

と生徒様。


手で書くことで、自分と向き合うことがもっとリンクするような感覚。


書くことで自分と向き合う。


記憶力とも繋がるところがあります。


そして想いを込めることにも。


この先デジタル化の中でもまだまだ辞められないのは、


✴︎相手を想い丁寧に向き合うために手で書くこと


✴︎そして自分の行動…やるべきこと、やりたいことを手で書くこと


これだけは辞められずに書くことを選ぶはずです。



生徒様から気づかされた日記。



私も歳を重ねた時、子供たちも自立した時に、実はやってみたい日課の一つでした。



今日から新年度の教室規約をお渡ししてまいります。



今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!