いかに練習したか
2023年12月3日
12月最初の日曜日を迎えました。
生徒の皆様との今年のレッスンもカウントダウンが始まりました。
12月をレッスンお休みされる生徒の方々とは一足早く、一年の感謝とご挨拶を済ませております。
と、昨日のレッスン終わり、帰り際に話してくださった生徒様。
生徒様お一人お一人に、当教室とのレッスンライフのスタートとその記念日があります。
それぞれの今年1年を振り返り、12月を過ごしてまいります。
さて先日手にした本。
ピアノを弾く基本、テクニックを磨くこと、練習において大切なこと、そしてメンタル面・・・
世界の巨匠ピアニストから、もちろん日本人ピアニスト達や指導者まで、それぞれの視点で発せられた大切な言葉の寄せ書きのような一冊。
大人の生徒の皆様とレッスンをする日々で、私もよく自分に言い聞かせつつ、皆様にも伝えていることが、ピアニストの言葉として綴ってありました。
何を練習したか
ではなく、
いかに練習したのかが大切
ヴィルヘルム・バックハウスが残した言葉。
私も自分自身に伝えたい言葉であり、
生徒の皆様へも伝えたい言葉。
指使いを徹底した練習
左手をメトロノームで確認する練習
腕や肘、身体の使い方を考えた練習
フレーズをうたい弾く練習
ゆっくり練習
明日明日理想通りに弾けるようにならないのがピアノ。
ピアノだけでなくどんなことにも練習が必要なものはその経験と思考の積み重ねがものを言うわけですよね。
それが闇雲に反復練習をするのではなく、上手く弾けるようになるためにどんな練習をしてきたのか。
なので、譜読み段階で、単に音取りがイマイチなところを「ここは練習あるのみですね」と伝えるしかない状態のこともありますが、「ここはこういう風にして練習すると覚えられる」というお話をすることもよくあります。
何度も何度も練習したのに・・・
という嘆きが心の声として溢れることがあると思います。
(私もその一人・・・)
その時間の積み重ねは、無駄ではないはずですが、それをもっと豊かに磨きをかけるために大切なのは《いかに練習したか》が明確になっていることなのかもしれませんね。
私もそれを常に自分へ言い聞かせます。
練習に籠る時間が黙っていても沢山あった学生時代を振り返りながら、今の限られた時間で練習と向き合う日々を想い、バックハウスの言葉を私も心の中に置きそれを自信に繋げてゆきたいです。
今日も素敵なピアノライフを!
生徒様の声
レッスンに通ってくださる生徒の皆様に
ピアノライフとの出逢いのきっかけや、
これまでを振り返り、
ご自分のピアノライフについて
自由に綴っていただきました。
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