原作を事前に読んだ事もあり

予習バッチリな状態で鑑賞して来ました。



内容は原作から反れずに

結構忠実に原作の世界観を再現出来てると

思いました。

実在する町(町田)が舞台なだけに

この辺りは充分に合格です。



主演の2人。

瑛太と松田龍平も

原作のイメージを壊さない配役で

好感触でした。

特に松田龍平はピッタリなハマり役でした。

瑛太が「なんじゃこりゃ~!」と叫び

それに対して松田が「似てねえ~」と突っ込むシーン。

これは原作にも登場するのですが

これを松田優作の息子である松田龍平に言わせるというのは

ある意味この配役が確信犯的な感じがして

とても面白かったです。


その他、脇役の配役もなかなかだと思いました。

案外、癖のある俳優さんが

演じているのですが

映画をぶち壊すような事も無くて安心でしたww

ちょっと残念だったのは

コロンビア人娼婦とその友人の配役くらいかな…。

もう少しソレっぽい感じの女優さんに

演じさせたらもうちょっと違った印象に

なったと思うのですが。


それと、やはり

原作を事前に読んでいないと

「?」と思うところもありまして…。

ここは少し不親切かな、と。

上映時間の関係で省かざるをえなかったのは分かりますが

結構思い切った事をしたなと。



物語のメインテーマは

「人生のやり直し」だと思うのですが

原作もそうだったのですけど

結構シビアな捉え方をしています。

自分の人生の中で

失敗だったり、挫折をしても

やり直せる事なんて殆ど無い

と主人公は言います。

これが特に印象に残りました。


個人的に1番「う~ん」だったのは

エンドロールで挿入されたスチール写真。

物語に出てきた人物達のその後の姿を写した

ものなのですが

個人的には要らなかったんじゃないのかなぁ…。

上で述べてる通りに

人生やり直せる事なんて殆ど無いと

主人公が言っていた通りに

登場人物のその後を安易に描いて

「やり直せるんだよ」という事を

画面上で描いてしまっては説得力そのものが

無くなってしまうし

軽く聴こえてしまう気がして。

観ていて最後の最後で安っぽく感じてしまったのは

とっても残念でした。



と、言っても

これはアクマで僕の人生観と照らし合わせた場合で。

他の人は最後の写真を見て救われる気分になれるかも

しれないですしね。



でも、優しくも厳しい映画。

というのを期待していた僕には、ちょっと…でした。



全体的には楽しめたし

原作を読んだ人もある程度は納得できる内容に

なっていると思うので

興味ある方は一見しても損は無いと思いました。