オッサンが

作曲なんていう趣味を始めた

キッカケになった人。




それは

もう60年近く前

ある有名な俳優さんが

「君といつまでも」という歌に代表される

楽曲を

ナント自分で作曲してるのだというのを

知った時。



小学生から中学生になる頃だったかなぁ〜


「へぇ〜、作曲なんて作曲家がすることじゃないの?それを自分でやるなんて、なんてカッコいいんだろ?!」


そう思ったことを

今でも覚えている。



そこへ

これまた自作曲だという

「空に星があるように」

という歌を歌う素人っぽい人が

登場してきたのである。



ここで

オッサンのスイッチが入ったのだった。


こんなんだったら

自分もやってみたい!


音楽の授業で使う教科書やノートの

表紙裏に書かれている楽譜の記号やイミを

みんな覚えた。


田舎の中学生の頃だ。




当時、

都会で既に働いていた

8歳上の姉に

ギターを買ってもらったのが

ターニングポイント。




それ以来70数年生きてきた今でも

趣味として続いている。





オッサンと同じような年代の人は

それ以降

自作自演(シンガーソングライター)する人、

フォークシンガーとかが

ヤマほど出てきたのを

知っているハズ。


キッカケは

たぶん皆同じだと思うよ。


ただしオッサンの場合は

作曲ということだけに興味があった。

自分で歌おうなんてことは

不思議と、一度も思わなかった。





海の向こうでは

イギリスに4人組バンドが現れて

世界中で大ヒットを

飛ばしていたが


彼らも

最初はプレスリーや黒人ブルースの

コピー曲だったのに

やがて自分たちで作った曲で

毎回ヒットチャート第一位!



これがアンタ

何言ってるのかわからないのに(笑)

当時の田舎の鼻垂れ小僧の胸に

何故か刺さる曲ばっかり。




当時の「平凡」や「明星」の付録にあった

歌の本に書かれていた

このイギリスの4人組の曲の楽譜には

コードが「C」と書かれているのにラジオから流れてくるのは

何回聴いても音が何か違う。


実際には「C」ではなく「C7」のコードだった!なんてことは

ずいぶん後になってから

わかったりもした。(ホンの一例だけど)





学生時代に

NHKの素人の作曲の番組に

二度ほど出たこと。


その後

当時有名だった作曲家に

勉強しないか?と

手紙をもらったことなど…



それにしても、あの頃の感動は

忘れられない記憶。




そんな中のひとり

もう80歳だという荒木一郎氏の

いちばん新しい曲、

(といっても20〜30年くらい前に発表)


「グッドナイトマイフレンズ」というのを

紹介します。



こういう曲、好きだった。





あの頃は


素人っぽいカンジで


この人の新曲が出るたびに


「へぇ〜、こんなのいいな!」と


めちゃくちゃ影響を受けたことを


思い出します。







まだまだ暑い空を見ながら


そんな遠い日のことを


思い出す京子の五郎。





我が人生で


いちばん永いこと続いている趣味の


始まりの頃のお話です。