<前回の振り返り>

勉強しているとムカムカしだすニコ長女ちゃん。

時間があればみんなと遊んでいていたい、小5のくせに髪の毛ラインカラー入れている陽キャ爆笑

一方、コツコツと一人で勉強を続けられる中1のにっこり息子っち。

中学受験では親の支援を送り迎え&お弁当だけで難関校合格を勝ち取った”できる男物申す

 

ニコは、勉強が嫌すぎるので中学受験はしない。

ただ、せめて高校受験に向けて勉強を当たり前のようにする習慣を付けたいと思うニコニコ妻と真顔ワタシ


そして



勉強を嫌いにならない努力をしているニコちゃん。



この美しいマインドが勉強をかえって遠ざけている気がすると感じた真顔

にっこりを誘って散歩に行きながら色々聞くことにしました。

 

 

真顔「いまも中学受験のときみたいに勉強しているね」

驚き「え?なに急に。そりゃやるでしょ。」

真顔「いや、まぁすごいよね。パパは勉強嫌いだったからそんなに毎日やるモチベーションなんてなかったよ」

凝視「ん?モチベーション?」

真顔「あーごめんごめん。モチベーションとは・・・」

むかつき「それくらい知ってるわ。というかなんでモチベーションが必要なの?」

真顔「ん?モチベーション持ってなかったの?」

驚き「は?なんで勉強にモチベーションなんて必要なの?」

真顔「どういうこと??」

驚き「勉強なんてやっても楽しいわけじゃないけど、やらないとチャンスがなくなるんでしょ?だから僕はやってる」

滝汗「どういうマインド?」

凝視「ダーカーラーむかっ勉強はやればいいだけのことでしょ。」

真顔ニコちゃんがサー、勉強嫌いだけど好きになろうと努力しているんだよね」

驚き「は?あいつバカなの?勉強好きになれるわけないじゃん」

滝汗にっこりは勉強好きじゃないの?」

驚き「好きなわけないじゃん。神童以外みんな嫌いだろ」

 

 

この会話にピーンひらめき電球ときたワタシ真顔



息子っちにっこりが中学受験を頑張っていた時

勉強は自分が将来やりたいことの選択肢を増やすための手段だよ

と伝えたことがあり

それきっかけで中学受験をすると決め、



しかも



偏差値上がれば上がるほど選べる学校も増えることに気づき、目をキラキラキラキラさせていた。

 


勉強は好きではないが

まだこれといって将来やりたいこともない息子っちにっこり

(運動以外で)自分の選択幅を広げたい。

そういう手段としての勉強を続けていたことを理解しました。

 

 

一方ニコちゃんは

ダンスのように強いパッション、モチベーションを勉強にも持てるようにびっくりマーク

嫌いな勉強を好きになろうと努力をしていたのでした。

 

ニコちゃんはダンスがとっても大好き。

好きという気持ちだけで毎日踊って

やればやるほど上手くなって

小4時点でお姉さんやお兄さんたちに囲まれ

ステージ本番ではセンターとしてパフォーマンスするまでにスクールの主力メンバーとなっています。

 

 

この成功体験を勉強にも当てはめようと

頑張って好きになろうとしていた。

でも一向に好きになれない。


だからニコちゃんは

いつも勉強していると

泣き出したりムカムカしているんだと

ワタシ真顔は理解したのでした。

 

 

 

にっこりとの散歩を終え、家に帰ってきた真顔

機を見てニコちゃんと二人きりになりました。

 

 

真顔「知ってる?にっこりって勉強嫌いなんだって」

ニコ「・・・」

真顔「なのに毎日何時間も勉強しているのなんでだと思う?」

ニコ「・・・わかんない」

真顔「やる気なくやってるんだって」

ニコ「好きじゃないってこと?」

ニヤニヤ「そうらしいよ!驚くよね?」

もぐもぐ「好きじゃないことを続けられるの?」

ウインク「そうらしい。パパも確かに好きじゃなくても続けるためにいろんな工夫しているなと思ったよ。たとえばパパも毎朝英語の勉強してるよね?あれ、やりたくねーって言いながらやってるじゃん」

ニコ「うん」

ウインク「やる気を持って取り組むのではなく、ただひたすら、坦々とやるんだよ。勉強ってそういうこと。やる気を極力抑えて坦々とやるのが勉強。ダンスが上手くなるための方法と勉強ができるようになるための方法は真逆なんだよ

もぐもぐ「そうなのはてなマーク

真顔「だからさ、ダンスが上手くなった時のような楽しい!大好き!という気持ちを勉強に持つ必要なんて全くないんだよ。嫌いなことをどう続けられるようにするのか。これも技術だよね。」

ニコ「ちょっとよくわかんないけど、、、わかった。」

 

 

ニコちゃんがピンときたのかわからなかったけど

ワタシ真顔はこれが勉強嫌いな子の対策なのではないかと思いました。

 

 嫌いなことを無理して好きになろうとするのではなく嫌いなことをどう継続させられるかの技術ディスライクマネジメント(造語)

 
ディスライクマネジメント
・嫌いなことを嫌いと自覚する
・なんで嫌いなのかを明確にする
・嫌いを好きにしようとせず、嫌いなままでどう対処するかを考える
 
 
これがワタシ真顔が発見したマネジメント。
確かにワタシ真顔も健康のために泳ぎに行くし、朝英語の勉強もしているのですが
必ず「あーやりたくねー。」と言いながらやります。
やりたくないことを言語化すると逆に気が楽になって「仕方ないけどやるか」となります。
大人限定のマネジメント手法かな、と思っていましたが
子供でも同じようです。
確かに息子っちにっこりは、ワタシ真顔のディスライクマネジメントの犠牲者でして
よく二人で泳ぎに行かされているのです。
 
 
ということでこの考えをニコちゃんにも据えつけてみました。
 
数日間様子を見てみましたが
ニコちゃんは、勉強に対して淡々と続けるようになりました。
以前のように「勉強しなさい!」といってやらせる。ということではないので
効果は出ている気がします。
 
 
もう少し経過観察必要ですが
これがハマれば
きっと世の中の勉強嫌いな子も少しは救われるのかもしれない。
 
そう思ったのでした。