糖尿病とインスリン。 | アメブロには影響力がやや有る。

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病院のエレベータに乗っていたら、車椅子に乗った男の患者が看護師に押されて中へ入ってきた、よく見たらその患者は両足が無く、手術後間もないせいか切断した両足の傷が痛々しい。

比較的体格の良い中年の男性であったが、長年に渡ってインスリン注射を打ちながら糖尿病治療を続けてきたにもかかわらず両足の血管が壊疽を起こし最終的に脚の切断に至ったものと思われる。

 

現在、糖尿病の人は多い。糖尿病境界型の人も入れると全国で一千万人近くいるらしい。

原因も色々あるが、世の中には生まれつき膵臓の働きが弱いために、インスリンの出の悪い人がいる。

親の遺伝も考えられるが、そういう一型糖尿病の人は、生涯自分でインスリン注射で血糖をコントロールしなければならない。

小学生でもカバンの中に注射器を入れて学校へ通う子供もいる。

一般の二型糖尿病は肥満やアルコール依存症の人に多い。

このうち肥満の人の多くは、食事療法と運動療法で自分で体重をコントロール出来れば薬など飲まなくても良いかもしれない。

しかし、ダイエットはよほど意志の強い人でも長続きせず、一旦うまくいっても、大抵の人は元の体重に戻ってしまうから再び薬を求めて病院に通うことになる。

糖尿病は一種の生活習慣病で、慢性的に血糖値が高いために細い血管がやられる病気。

血糖が一定の値を超えると、体の防御反応としておしっこの中に糖が混ざるようになる。

そしてそういう状態が何年も続くと合併症が起こって来る。

毛細血管がやられると、先々代の三遊亭円楽のように、腎症による人工透析や網膜症による失明、或いは、血行障害のために、歌手の村田英雄のように足が腐って両足を切断しなければならなくなる。

 

インスリンという血糖を下げるホルモンは、今から約九十五年ほど前、英国のマクラウド、カナダのバンティング、この二人の医学者によって発見された。

そして二人の医学者は、その功績により、第二十三回ノーベル生理学・医学賞を受賞した。

歴代のノーベル賞受賞者の中でも、この発見は画期的なもので、この二人の名前は、ドイツのレントゲン、抗生物質ペニシリン発見のエゲレスのフレミング博士と共に特筆に値する。

ノーベル賞といっても、佐藤B作(佐藤栄作)元総理大臣のノーベル平和賞やニュートリノの物理学賞、あんなものは人々の生活に何の役にも立たないから、荷でゲすよ。

このインスリンの発見により、以来、世界中の多くの糖尿病患者がその恩恵に浴す。

昔、スポーツ選手の中でもインスリンを打ちながらの選手が何人かいた。

元巨人の新浦投手古い、ガリクソン投手これも古い

子どもでも、一型糖尿病は、生涯インスリン注射を打ち続けなければ生きて行けない。

これなどは気の毒というより他なく、子どもに責任は無い、親呼んで来いよ!。