長姉と二人でヴィム ヴェンダース監督、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」を観に。
の筈、だったのですが、お目当ての上映時間は既に「販売終了」になっていました〜〜
最近の長姉は、ドタキャン率が高いので、予約しようとは全く思わず。
12月から上映している映画だから、もうそんなに混んではいないよね〜〜。開始の20分くらいに行っても余裕でチケットは買える…って思ったのだけど甘かった
次の上映迄には4時間半もあるので、そこまでは待てない。
せっかく来たから、まもなく上映開始する映画で、「これなら観ても良いかな」って思う作品があればそっちを観て、無ければランチして帰ろうという事になり、
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」
という作品なら、まだ本編上映開始に間に合う
作品に対する予備知識は全く無い。
「どんなストーリー」ってググったら、
現代の女子高生が1945年にタイムスリップして……みたいな内容らしい。
現代の若い子が戦争中にタイムスリップするって言うのは、今までにも割とよくあったストーリーだけど、決して嫌いじゃない。
そして、タイムスリップするのは男子というのがこれまでの定番だったのに、この作品でタイムスリップするのは18歳の女子高生。そこがちょっとだけ新しいかな
という事で、急いでチケットを購入して鑑賞して来ました。
福原愛さん演じるタイムスリップしたヒロインと水上恒司さん演じる特攻隊員のラブストーリー
最初からストーリーの流れも結末もほぼ予測通り……なのだけど、それでも涙腺を締めておく事は出来なくて、ハンカチとティッシュは必需品。
観ながら思った事。
「特攻隊」なんて戦略は、絶対におかしいし、愚かで間違っている…いや、そもそも戦争自体が絶対にあってはならない
言うまでもなく、それはそう、なんだけど、それとは全く別の次元で、
「愛する人を守る為に誇りを持って逝きます」
って言って飛び立って行った特攻隊員の志が琴線に触れてしまうのは、日本人のある種の精神性の特徴…なんじゃないだろうか
そして、それは、使うベクトルの向きさえ間違え無ければ、誇って良いもの、なのではないだろうか
今の若い子たちがこの映画を観たらどんな感想を抱くのだろうか
上映が終わり、場内が明るくなった時、観客のほとんどが中高年の方達であったコトが判明したのですが、若い女の子二人がまだ止まらない涙を拭いているのを目にしました。
退場する際に、後ろにいた男子高校生二人の
「いや〜〜良い映画だった〜」
「なんか元気が出た〜」
という会話も聞こえて来て。
あ〜〜
やっぱり、世代は関係なく、脈々と受け継がれている日本人の精神性、もしくは集合意識、のようなものの特性の一つではないのか
って思った次第です。
外国の方、とりわけ欧米系の外国人の方たちにはない特徴のような気がします。
だからこそ、あの日本人の「特攻隊」という存在は、アンビリーバブルであり、とてつもなくクレイジーで、非常なる恐怖…だったんじゃないかな。
もう二度とあのような歴史は繰り返してはならないけれど、日本人が持つ精神性を正しい方向で発揮出来るようになると良いな
って思います。
館内のトイレで順番待ちをしている時に
姉「さて、今観た映画のタイトル、正確に言える〜」
私「あ〜、あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら…確かそんなんじゃなかった」と答えたら
姉「あの花が咲く丘で、いつかまた君と出会えたら。よ」
もの凄く自信満々に。
「へ〜、「いつか」が入っていたっけ」と私。
後で調べたら、私の方が合っていました。
でも、大人なので、わざわざ訂正のラインを送ったりはしなかったけどね笑笑
さて、本来観たかった「PERFECT DAYS」の方は、どうしましょう
また日を改めて観に行くか、どうか
ではまた