キシリトールは
虫歯になりにくい甘味料というとでよく知られているわね。
キシリトールガムなんかが有名ですね。
お菓子にも入っています。
実はこのキシリトール
ワンちゃんの中毒が色々報告されているのよね。
はい、
キシリトールを食べた時
人間とペットではインスリンというホルモンの出方がちがうんですね。
それが原因で中毒が起こるということです。
インスリンは血糖値を調節するホルモンね。
はい。
物を食べると血糖値があがるので
血糖値が上がりすぎないようにすい臓から
インスリンが出てきて血糖値を調節します。
ここらへんは人間もペットも同じね。
人間の場合はキシリトールを食べても血糖値が上がらなくて
インスリンも出てこないんですが、
ワンちゃんの場合はキシリトールを
食べるとインスリンがたくさん出てきます。
血糖値が上がっていないのにインスリンが出てきて
血糖値を下げようとするので，低血糖の症状が起こるのね。
はい、症状としては
吐いたり、意識が低下したり、脱力、昏睡、けいれん、
肝障害をおこす可能性もあります。
この症状はキシリトール摂取後30分以内に認められ、
12時間以上続くこともあるわね。
どれくらいの量を食べてしまうと危険なのかしら？
そうですね。例によって感受性の問題もありますし、何ともいえないですね。
キシリトールのほかにも何か食べていると症状が軽く済む場合があります。
でも、10kgくらいの犬がキシリトールガム2粒で、もう危ないという報告もありますね。
どのくらい食べるとそういう症状が出るのかは
ワンちゃんによってかなり違います。
なので、「うちの子は食べても全然平気よ」
と言われても、あなたのワンちゃんが平気とは限りません。
キシリトールを含む食品には気をつけて下さいね。
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