紹興酒の造り方⑦~攤飯酒と加飯酒の違い~ | 酒中旨仙~中国地酒や白酒 全30種類~

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中国地酒「黄酒」や「白酒」を紹介します。

昨日は大雪になる、と言われていましたが

赤坂付近はそれほど降ることはありませんでしたね。

恥ずかしながら少しがっかりしている自分がいます(笑


さて、今日も紹興酒の製造法について紹介していきます。

昨日は紹興酒はブレンドでできている、という話でしたが

今日は攤飯酒と加飯酒の違いについて。

北方・南方黄酒には多くの酒蔵が攤飯酒に近い製造法で

製造していますが、紹興の黄酒は

加飯酒と言う種類の黄酒がほとんどです。


製造方法は攤飯酒とほぼ一緒。

原料のもち米を更に多く加える事(この事が名前の加飯の由来です。)により

手間と原材料を多くかけたワンランク上の黄酒と言ってもいいでしょう。


またもうひとつの大きな違いは加飯酒は醸造後、

残った酒粕を蒸留して白酒を作り、それを酒度調整に使います。

そのため酒度数が攤飯酒よりやや高くなるのです。

もち米 麦麹 浸米後水 酒母 米酒
攤飯酒 100kg 128kg 20kg 75kg 9g 0kg
加飯酒 100kg 200kg 35kg 72kg 12kg 7kg